セションのオープン、初期設定が完了したら、Interstage ディレクトリサービスにアクセスするために、ユーザ認証を行う必要があります。ユーザ認証は、以下の関数を使用して行います。
ldap_simple_bind( LDAP *ld, const char *dn, const char *passwd )
リポジトリサーバに対して非同期型の簡易認証を要求します。
ldap_simple_bind_s( LDAP *ld, const char *dn, const char *passwd )
リポジトリサーバに対して同期型の簡易認証を要求します。
以下に、使用例を示します。
/* 簡易認証 */ char *dn = "cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com"; char *passwd = "secret"; rtn = ldap_simple_bind_s( ld, dn, passwd ); if ( rtn != LDAP_SUCCESS ) { /* エラー発生時の処理をする */ ldap_unbind_s( ld ); return -1; }
dn(バインドするDN)には、管理者DNまたは、ユーザエントリのDNを指定します。
LDAP V3プロトコルでは、ユーザ認証を省略することができます。ユーザ認証を省略した場合、Interstage ディレクトリサービスへのアクセスは、アノニマス(匿名ユーザ)でのアクセスとして処理されます。