Interstage ディレクトリサービスには、各種アプリケーションの認証時に必要な利用者情報などを格納することができます。このとき、利用者のエントリ情報であるパスワード(userPassword属性)は暗号化されます。
使用できる暗号化方式は、以下のとおりです。
SHA方式
SSHA方式
SMD5方式
CRYPT方式
独自暗号化方式
暗号化しない
Interstage ディレクトリサービスに登録したパスワードを、もとの暗号化されていないテキスト形式のパスワードで取り出す必要がある場合は、独自暗号化方式を使用してください。暗号化方式の設定には、irepconfigコマンド、またはirepadminコマンドを使います。irepconfigコマンド、およびirepadminコマンドについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。パスワード暗号化方式は、Interstage管理コンソールでリポジトリを新規作成後、最初にリポジトリを起動するまでの間でだけ変更できます。
パスワードを暗号化されていないテキストで取り出すことは、セキュリティ上の脅威になります。