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Interstage Application Server ebXML Message Serviceユーザーズガイド

6.4.1 単純な送受信のアプリケーション

  取引相手がひとつで、単純な送信/受信をするアプリケーションについて説明します。以下の組み合わせが一意であることを「取引相手がひとつ」と呼びます。

  アプリケーションは3通のebXMLメッセージで一つの意味のある取引データを構築します。したがってその3通には同一のConversationIdをもたせ、同一トランザクションでイベントチャネルに送信します。一つの取引データの送信が終わると、新たなConversationIdで、新たな取引データを送信します。以下に取引の流れを示します。また、取引の概念図を示します。

フェーズ

Party A

Party B

1

取引開始。発注データ(1通目,START)を送信(括弧のカンマの後ろはConversationFlagの値を意味します)

-

2

発注データ(2通目,CONTINUE)を送信

-

3

発注データ(3通目,END)を送信

-

4

-

発注データ(1通目,UNKNOWN)を受信

5

-

発注データ(2通目,UNKNOWN)を受信

6

-

発注データ(3通目,UNKNOWN)を受信。取引完了