受信機能はebXMLに準拠したメッセージを受信する機能です。受信機能はメッセージの受信、解析を行い、受信当事者の受信イベントチャネルに格納します。
以下に受信機能の処理の流れを示します。
[図の説明]
1)メッセージを受信します。
2)受信したメッセージをもとに受信時の情報をCPA管理機能から取り出し、メッセージのチェック方法などを決定します。この情報をもとに、受信したメッセージの正当性確認を行います。
3)受信したメッセージからPartyId、およびEndpointを特定し、ebMS環境定義の情報を元に受信するイベントチャネルを特定します。
4)メッセージの情報をイベントデータに変換し、イベントチャネルに格納します。
5)アプリケーションがイベントチャネルからイベントデータを受信します。
また、受信機能ではPartyIdとEndpointを複数設定することで、受信したメッセージを目的ごとに異なったイベントチャネルへ分配することができます。分配方法は大きく分けて、以下の2通りの方法があります。
ebMS内に受信当事者(PartyId)が複数存在する場合には、受信当事者ごとにイベントチャネルを対応付けることで、受信当事者ごとにメッセージを分配することが可能です。
ある目的をキーにメッセージを分配する場合には、Endpointを複数設けることでメッセージを分配することが可能です。例えば、販売する製品ごとに受信イベントチャネルへの分配を行うことも可能です。