トレースログ出力機能を利用することで、通信層での異常やデータベース連携サービスと連携しているリソース(データベースなど)の異常などにおける、詳細な情報を獲得することができます。また、データベース連携サービスの動作を確認することも可能です。
トレースログ出力機能が対象とするプロセスには以下の3つがあります。
コマンド
アプリケーション
リソース管理プログラム
データベース連携サービスが提供するコマンドおよびInterstage統合コマンドを利用して、データベース連携サービスの処理が実行された時、自動的にトレースログを出力する機能です。コマンドの正常・異常に関係なくコマンド単位にファイルを分けて出力されます。
出力先は以下のディレクトリ配下となります。
Interstageインストールフォルダ\ots\var\trace\command |
/opt/FSUNots/var/trace/command |
/opt/FJSVots/var/trace/command |
コマンドのトレースログは、コマンド単位に同じファイルを上書きして利用するため、一番最後に実行した結果(一世代分)しか保存することができません。
アプリケーションのトレースログは、J2EEアプリケーションを利用した場合(JTS機能を利用した場合)のみ出力が可能です。通常は、異常が発生した場合のみ自動でファイルが生成されます。configファイルの設定を変更することで、常時出力することや、トレースの強度(出力レベル)を変更することもできます。通常は、性能面を考慮して、変更しないでください。
出力先は以下のディレクトリ配下となります。
Interstageインストールフォルダ\ots\var |
/opt/FSUNots/var |
/opt/FJSVots/var |
テスト時などでエラーが多発した場合には、大量のトレースログが出力される可能性があります。ディスクが圧迫した場合は、以下のファイルを削除してください。
SV*****.log(*****はランダムな数字)
リソース管理プログラムのトレースログは、JTS用リソース管理プログラムのみのみ出力が可能です。通常は、異常が発生した場合のみ自動でファイルが生成されます。configファイルの設定を変更することで、常時出力することや、トレースの強度(出力レベル)を変更することもできます。通常は、性能面を考慮して、変更しないでください。
出力先は以下のデイレクトリ配下となります。
Interstageインストールフォルダ\ots\var |
/opt/FSUNots/var |
/opt/FJSVots/var |
OTS用リソース管理プログラムは、ダンプファイル採取機能を利用してください。
テスト時などでエラーが多発した場合には、大量のトレースログが出力される可能性があります。ディスクが圧迫した場合は、以下のファイルを削除してください。
RMP*****.log(*****はランダムな数字)