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Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド

5.11.2 トレースログ出力機能

  トレースログ出力機能を利用することで、通信層での異常やデータベース連携サービスと連携しているリソース(データベースなど)の異常などにおける、詳細な情報を獲得することができます。また、データベース連携サービスの動作を確認することも可能です。
  トレースログ出力機能が対象とするプロセスには以下の3つがあります。

5.11.2.1 コマンドのトレースログ

  データベース連携サービスが提供するコマンドおよびInterstage統合コマンドを利用して、データベース連携サービスの処理が実行された時、自動的にトレースログを出力する機能です。コマンドの正常・異常に関係なくコマンド単位にファイルを分けて出力されます。

  出力先は以下のディレクトリ配下となります。

Interstageインストールフォルダ\ots\var\trace\command

/opt/FSUNots/var/trace/command

/opt/FJSVots/var/trace/command

5.11.2.2 アプリケーションのトレースログ

  アプリケーションのトレースログは、J2EEアプリケーションを利用した場合(JTS機能を利用した場合)のみ出力が可能です。通常は、異常が発生した場合のみ自動でファイルが生成されます。configファイルの設定を変更することで、常時出力することや、トレースの強度(出力レベル)を変更することもできます。通常は、性能面を考慮して、変更しないでください。

  出力先は以下のディレクトリ配下となります。

  Interstageインストールフォルダ\ots\var

  /opt/FSUNots/var

  /opt/FJSVots/var

  テスト時などでエラーが多発した場合には、大量のトレースログが出力される可能性があります。ディスクが圧迫した場合は、以下のファイルを削除してください。

5.11.2.3 リソース管理プログラムのトレースログ

  リソース管理プログラムのトレースログは、JTS用リソース管理プログラムのみのみ出力が可能です。通常は、異常が発生した場合のみ自動でファイルが生成されます。configファイルの設定を変更することで、常時出力することや、トレースの強度(出力レベル)を変更することもできます。通常は、性能面を考慮して、変更しないでください。

  出力先は以下のデイレクトリ配下となります。

  Interstageインストールフォルダ\ots\var

  /opt/FSUNots/var

  /opt/FJSVots/var

  OTS用リソース管理プログラムは、ダンプファイル採取機能を利用してください。

  テスト時などでエラーが多発した場合には、大量のトレースログが出力される可能性があります。ディスクが圧迫した場合は、以下のファイルを削除してください。