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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)

3.2.3 メッセージの見方

  マルチサーバ管理機能が出力するメッセージの見方について説明します。

通常のメッセージ形式

  通常、メッセージは、以下の形式で出力されます。

ラベル: エラー種別: メッセージ番号: メッセージ内容

マルチサーバ管理機能が出力するメッセージ形式

  管理サーバのInterstage管理コンソールにログインし、Interstageの操作を行った場合、Interstage管理コンソールには、以下のいずれかの形式のメッセージが出力されます。

[発生日時 発生管理対象サーバ名]  ラベル: エラー種別: メッセージ番号: メッセージ内容
[発生日時 発生サーバグループ名]  ラベル: エラー種別: メッセージ番号: メッセージ内容
[発生日時]  ラベル: エラー種別: メッセージ番号: メッセージ内容

  これらのメッセージは以下の意味を持っています。

  管理サーバのInterstage管理コンソール上に出力される上記メッセージを参照することにより、異常が発生したサーバグループや管理対象サーバを容易に特定することができます。

  サーバグループsvrgrp002に配置されたIJServer WU001を起動した際に、サーバグループsvrgrp002に所属する管理対象サーバserver01上でのアプリケーションの起動に失敗した場合、Interstage管理コンソール上に、以下のようにメッセージが出力されます。

(1)[2005/01/05 21:43:29 server01] IS: エラー: is20450:ワークユニット(WU001)の処理に失敗しました 理由コード(518)

(2)[2005/01/05 21:43:29 svrgrp002] IS: エラー: is21117:IJServer起動処理の一部に失敗しました IJServer=WU001(svrgrp002)

(3)[2005/01/05 21:43:29] IS: エラー: is21117:IJServer起動処理の一部に失敗しました IJServer=WU001(svrgrp002)

  上記の(3)のメッセージより、IJServerの起動操作において、一部の管理対象サーバ上で、アプリケーションの起動に失敗したという結果がわかります。
  (2)および(1)のメッセージより、異常が発生したサーバを特定します。これらのメッセージに含まれているメッセージより、起動に失敗したサーバが、サーバグループ svrgrp002に所属している管理対象サーバserver01であることがわかります。
  異常が発生したサーバが出力している(1)のメッセージより、異常が発生した原因を特定できます。