マネージャは、管理サーバを起動することで、自動的に起動します。
ここでは、マネージャを意図的に起動、停止する方法、および起動状態の確認方法について説明します。
マネージャは、以下のWindowsのサービスから構成されています。
マネージャ本体
Resource Coordinator Manager
Resource Coordinator Task Manager
Resource Coordinator Web Server(Apache)
Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel)
Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel2)
SystemWalker MpWksttr
イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御
Deployment Service
TFTP Service
PXE Services
Windowsのコントロール パネルで"管理ツール"から"サービス"を開き、[サービス]画面で、それぞれのサービス状態を確認できます。
サービスの起動と停止は、rcxadm mgrctlコマンドのstart、stopサブコマンドを使用し、マネージャ本体とイメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御を構成するサービスをまとめて行ってください。
コマンドについては、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「5.6 rcxadm mgrctl」を参照してください。
なお、クラスタ運用におけるサービスの起動と停止は、フェールオーバー クラスタ管理ツリーで、マネージャ用の"サービスまたはアプリケーション"を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションをオンラインにする(B)]または[このサービスまたはアプリケーションをオフラインにする(T)]を選択します。
注意
"SystemWalker MpWksttr"は、以下の製品と共通のサービスです。
Systemwalker Centric Manager
ETERNUS SF Storage Cruiser
このため、rcxadm mgrctlコマンドでは以下の動作が行われます。
start: サービスが起動されていない場合だけ起動します。
stop: 停止しません。
SystemWalker MpWksttrサービスを停止する場合は、以下の手順で行ってください。
rcxadm mgrctlコマンドのstopサブコマンドで、マネージャ本体の他のサービスを停止します。
管理サーバ上にSystemWalker MpWksttrサービスを共有する製品がインストールされている場合は、それらのサービスを停止します。
Windowsのコントロール パネルで"管理ツール"から"サービス"を開き、[サービス]画面で、SystemWalker MpWksttrサービスを停止します。
マネージャを構成するサービスのうち、一部を停止した状態では運用できません。必ず、すべてのサービスが動作している状態で運用してください。
マネージャ起動時に、ケーブルが抜けているなどの理由で管理LANによる通信ができない状態になっていると、PXE Servicesが自動的に起動しない場合があります。PXE Servicesが停止していた場合は、管理LANのネットワークインタフェースを調査し、外部と通信できることを確認してください。
通信ができなかった場合は、管理LANを復旧したあとに、上記の手順を行ってマネージャを起動してください。