ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

B.2 トラップログ参照コマンドの使用方法(トラップ受信ログ)

トラップログ参照コマンドは、管理サーバで、トラップが受信できているかを調べるための受信ログを表示します。

トラップログ参照コマンドの使用方法を説明します。

使用方法

以下のコマンドを実行します。

[-a IPアドレス]

監視対象ノードのIPアドレスを指定します。省略すると、すべての受信トラップが出力されます。

[-s 開始時刻 -e 終了時刻]

受信した時刻の範囲を指定すると、表示する受信ログを絞り込むことができます。

時刻は、YYYYMMDDHHMMSSの形式で指定します。(例:2002/04/05 19:00:00の場合、20020405190000)

→以下の実行結果のフォーマットが表示されます。

Receive Time     : <SNMP-TRAP受信時刻>
Version          : <SNMP-TRAPバージョン>
Community        : <SNMPコミュニティ>
Enterprise       : <enterpriseSpecific>
AgentAddr        : <送信元アドレス> (<数値形式>)
Generic-Trap     : SNMP-TRAP種別
Specific-Trap    : <specificTrap>
Time-Stamp       : <タイムスタンプ>
Varbind (*1)     : <通番>
      NAME  : <variable-bindings name>
      TYPE  : <variable-bindings type>
      VALUE : <variable-bindings value> [valueの16進ダンプ]
*1:複数 variable-bindings が設定されている場合、繰り返し表示される

ポイント

トラップ種別(Generic-Trap)について

Generic-Trapに表示される値を、以下に示します。

  • 0 : coldStart

  • 1 : warmStart

  • 2 : linkDown

  • 3 : linkup

  • 4 : authenticationFailure

  • 5 : egpNeighborLoss

  • 6 : enterpriseSpecific

【実行例】

実行結果の表示例を以下に示します。

以下の例では、10.10.10.10から送信されたトラップの変換履歴だけを表示しています。

【確認ポイント】

テスト用トラップ通知コマンドを実行したノード(AgentAddr)のトラップを受信した時刻(Receive Time)でテスト用トラップデータを受信しているか、具体的には、VarbindのVALUEに“TRAP-EVENT-TRACE”の文字列があるかどうかで判断します。

通常のトラップ(Linkdown)の場合

以下の例では、2002/04/05 15:00:00から16:00:00までの間に、10.10.10.10から送信されたトラップの受信履歴を表示しています。

【確認ポイント】