エラーメッセージ
イベントログ(アプリケーション)に出力されるメッセージ
ソース:MpOpagt |
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Systemwalker Event Agent
Windows版:V10.0L20以降
対処1
確認ポイント
OSのローカルセキュリティポリシー(ユーザ権利の割り当て)において、「監査とセキュリティ ログの管理」の有効な権限が、サービス「Systemwalker MpOpagt」のログオンアカウントに対して適用されていますか。
原因
サービス「Systemwalker MpOpagt」は、サービスのログオンアカウントを使用して、イベントログファイル(Security)のオープンを行います。イベントログファイル(Security)にアクセスするには、上記のローカルセキュリティポリシーの有効な権限を必要とします。そのため、サービスのログオンアカウントにその権限が無い場合、オープンに失敗し、上記のエラーメッセージが出力されます。
対処方法
上記のローカルセキュリティポリシーの有効な権限を、サービス「Systemwalker MpOpagt」のログオンアカウントに与えてください。
対処2(Windows NT以外の場合)
確認ポイント
Systemwalker Centric Managerを手動で再起動した場合は出力されず、システム起動時のみエラーメッセージが出力されていませんか。
原因
Windowsのローカルセキュリティポリシー適用とシャットダウンが重なった場合、エラーが発生し、ユーザの権限が削除された状態になることがあります。再起動後に権限は付加されますが、権限の付加よりもサービス「Systemwalker MpOpagt」の起動が早かった場合、権限がない状態になり、イベントログ(Security)の参照権限がないため、エラーになります。
対処方法
現象発生時には手動でSystemwalker Centric Managerを再起動してください。なお、発生確率を減らす回避方法として、以下が有効です。
回避方法
レジストリ エディタを使用し、次のレジストリ値を設定値よりも大きい値に変更してください。
レジストリ:HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows NT¥CurrentVersion¥Winlogon¥GPExtensions¥{827D319E-6EAC-11D2-A4EA-00C04F79F83A}
値: MaxNoGPOListChangesInterval
例:16時間(0x3c0) → 24時間(0x5a0)
MaxNoGPOListChangesInterval の値が小さく設定されている場合、上記の回避策が有効です。ただし、発生する確率を減らす対応策であるため、発生する確率は0ではありません。
ポイント
MaxNoGPOListChangesInterval はWindowsのセキュリティポリシーに変更がない場合において、セキュリティポリシーを自動適用する間隔の設定値です。
この値を大きい値にすることにより、Windowsのセキュリティポリシー適用とシャットダウンが重なる確率を下げることができます。