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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

26.28 イベントログに「異常(OpenEventLog()-1314)が発生しました」と出力される

エラーメッセージ

イベントログ(アプリケーション)に出力されるメッセージ

ソース:MpOpagt
種類:エラー
イベントID:122
説明:異常(OpenEventLog()-1314)が発生しました。

ソース:MpOpagt
種類:エラー
イベントID:100
説明:イベントログファイル(Security)のオープンに失敗しました。

ソース:MpOpagt
種類:エラー
イベントID:121
説明:続行不可能な異常が発生しました。

対象バージョンレベル

対処1

確認ポイント

OSのローカルセキュリティポリシー(ユーザ権利の割り当て)において、「監査とセキュリティ  ログの管理」の有効な権限が、サービス「Systemwalker MpOpagt」のログオンアカウントに対して適用されていますか。

原因

サービス「Systemwalker MpOpagt」は、サービスのログオンアカウントを使用して、イベントログファイル(Security)のオープンを行います。イベントログファイル(Security)にアクセスするには、上記のローカルセキュリティポリシーの有効な権限を必要とします。そのため、サービスのログオンアカウントにその権限が無い場合、オープンに失敗し、上記のエラーメッセージが出力されます。

対処方法

上記のローカルセキュリティポリシーの有効な権限を、サービス「Systemwalker MpOpagt」のログオンアカウントに与えてください。

対処2(Windows NT以外の場合)

確認ポイント

Systemwalker Centric Managerを手動で再起動した場合は出力されず、システム起動時のみエラーメッセージが出力されていませんか。

原因

Windowsのローカルセキュリティポリシー適用とシャットダウンが重なった場合、エラーが発生し、ユーザの権限が削除された状態になることがあります。再起動後に権限は付加されますが、権限の付加よりもサービス「Systemwalker MpOpagt」の起動が早かった場合、権限がない状態になり、イベントログ(Security)の参照権限がないため、エラーになります。

対処方法

現象発生時には手動でSystemwalker Centric Managerを再起動してください。なお、発生確率を減らす回避方法として、以下が有効です。

回避方法

レジストリ エディタを使用し、次のレジストリ値を設定値よりも大きい値に変更してください。

例:16時間(0x3c0)  →  24時間(0x5a0)

MaxNoGPOListChangesInterval の値が小さく設定されている場合、上記の回避策が有効です。ただし、発生する確率を減らす対応策であるため、発生する確率は0ではありません。

ポイント

MaxNoGPOListChangesInterval はWindowsのセキュリティポリシーに変更がない場合において、セキュリティポリシーを自動適用する間隔の設定値です。

この値を大きい値にすることにより、Windowsのセキュリティポリシー適用とシャットダウンが重なる確率を下げることができます。