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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

15.7 ポリシー配付に失敗し、[ポリシー配付状況]ウィンドウの配付結果に「送信エラー」と表示される

対象バージョンレベル

対処1

確認ポイント

ポリシー受信サービス・デーモンは起動されていますか。

部門管理サーバ、または業務サーバ上で、ポリシー受信サービス/デーモンの起動状態を以下の方法で確認してください。

[Windows版の場合]

コントロールパネルの[サービス]ダイアログボックスから、以下のサービスが起動状態であるか確認します。

Systemwalker MpPolRecv

[UNIX版の場合]

ポリシー基盤のデーモンが停止しているかどうかを確認します。

  1. root権限で以下コマンドを実行し、デーモンの起動状況を表示します。

    /opt/FJSVfwtrs/mppol/bin/MpPolCheck

  2. 実行結果を確認します。

    出力メッセージに"/opt/FJSVfwtrs/mppol/bin/MpPolRecv is running..."が含まれていれば、ポリシー基盤のデーモンが起動されています。

    以下のように実行結果が表示されます。

    • 10.1以前の場合

      /opt/FJSVfwtrs/mppol/bin/MpPolRecv is running...
      /opt/FJSVfwtrs/mppol/bin/MpPolRecv3 is running...

    • 11.0以降の場合(Linux版V10.0L20、Solaris版Event Agent 10.1含む)

      /opt/FJSVfwtrs/mppol/bin/MpPolRecv is running...
      /opt/FJSVfwtrs/mppol/bin/MpPolRecv3 is not running...

      ※/opt/FJSVfwtrs/mppol/bin/MpPolRecv3は起動されなくなります。

原因

ポリシーの送信先のノードのSystemwalker Centric Manager、またはポリシー基盤が起動していないために発生します。

対処方法

ポリシー配付先(部門管理サーバ、または業務サーバ)でポリシー受信サービス/デーモンが起動されていない場合は、起動してください。ポリシー受信サービス/デーモンの起動方法を以下に示します。

[Windows版の場合]

コントロールパネルの[サービス]ダイアログボックスから、以下のサービスを起動してください。

Systemwalker MpPolRecv

[Solaris版の場合]

root権限で以下のシェルを起動してください。

/opt/FJSVfwtrs/mppol/bin/MpPolStart

対処2

確認ポイント

ポリシーの配付先ノード上でpingコマンドを自分自身のIPアドレスとホスト名、localhostに対して実行し、問題が発生しませんか。

原因

ポリシーの配付先ノードで自分自身のIPアドレスが解決できないために発生します。

対処方法

ポリシーの配付先のIPアドレス、またはホスト名をシステム全体で一意に統一し、解決できるようにてください。また、localhostに対してもpingが通るように設定してください。

対処3

確認ポイント

全体監視サーバに対してサーバ性能ポリシーの配付を実行していませんか。

原因

全体監視サーバに対してサーバ性能ポリシーを配付することはできません。

対処方法

全体監視サーバに対するサーバ性能ポリシーを削除してください。

対処4

確認ポイント

5969/tcpのポートをフィルタリングしていませんか。

原因

ポリシー配付を行う際に、配付先サーバと通信を行うため、5968/tcpおよびICMPを使用します。

対処方法

ファイアウォールの設定で、上記ポートのフィルタリングを行っている場合は解除してください。

対処5

確認ポイント

ポリシー配付先のサーバのホスト名がシステム内で一致していますか。

対処方法

ポリシー配付先サーバのホスト名の定義をシステムで一意に設定してください。hostsファイルに自マシン名を設定している場合は、システムに設定しているホスト名の設定のどちらかに一致させてください。