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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

14.3 WWWサーバの監視ができない

対象バージョンレベル

対処1

確認ポイント

監視対象のWWWサーバがサポート対象外ではありませんか。

対処方法

サポート対象であるWWWサーバを使用してください。バージョンによってサポート対象のWWWサーバが異なります。

以下にサポート対象のWWWサーバを示します。

Windows版 Systemwalker Centric Manager

WWWサーバ

バージョンレベル

V5.0L10

V5.0L20

V5.0L30

V10.0L10

V10.0L20

V10.0L21以降

Internet Information Server V3.0

Internet Information Server V4.0

Internet Information Services V5.0

Internet Information Services V6.0

Apache 1.3.3/1.3.4/1.3.9

Apache 2.0

FUJITSU InfoProvider Pro V2.0

Netscape Enterprise Server V3.5.1

Solaris版 Systemwalker Centric Manager

WWWサーバ

バージョンレベル

5.0

5.1

5.2

10.0

10.1

11.0以降

Apache 1.2.6

Apache 1.3.3/1.3.4/1.3.9

Apache 2.0

FUJITSU InfoProvider Pro V2.0

Netscape Enterprise Server V3.5.1

Sun Web Server 1.0/2.0

Linux版 Systemwalker Centric Manager

WWWサーバ

バージョンレベル

5.2

V10.0L10

V10.0L20

V11.0L10

V12.0L10

V12.0L10
Linux for Itanium

V13.0.0以降

Apache 1.3.3/1.3.4/1.3.9

Apache 2.0

HP-UX/AIX版 Systemwalker Centric Manager

WWWサーバ

バージョンレベル

HP
5.1

HP
10.0

AIX
10.0

HP
11.0

AIX
11.0

Apache 1.3.3/1.3.4/1.3.9

Apache 2.0

○:サポート対象

-:サポート対象外

対処2

確認ポイント

監視対象であるWWWサーバのポートのhttpポートが、80以外で運用されていませんか。

対処方法

監視対象サーバで、以下の環境設定ファイルの“HTTPPORT=”の値を、監視対象のWWWサーバのポート番号に変更します。

対処3

確認ポイント

複数のWWWサーバが動作していませんか。

対処方法

監視対象サーバで、以下の環境設定ファイルの“HTTPPORT=”の値に、監視を行いたいWWWサーバのポート番号を設定します。

対処4

確認ポイント

監視対象がApacheの場合に、ソースを修正し、HTTPD_ROOTのパスをデフォルト以外に設定していませんか。

対処方法

Apacheのhttpd.hで定義されているHTTPD_ROOTのパスをデフォルト以外に設定している場合は、以下の環境設定ファイルで、“CONFFILE=”にHTTPD_ROOTのパスを設定します。

対処5

確認ポイント

監視対象のWWWサーバが起動されていますか。

対処方法

監視対象サーバで、WWWサーバを起動してください。

対処6

確認ポイント

Netscape Enterprise Server、およびApache以外のWWWサーバを監視対象とする場合、WWWサーバの環境設定で定義されるログファイル形式、およびログ設定は正しいですか。

対処方法

以下に示す内容に設定してください。

InfoProvider Pro V2.0の場合

ログ形式:標準モード

“アクセスログファイル”、または“自動的にログファイルを作成”

Internet Information Server 3.0の場合

ログ形式:NCSA形式

“自動的に新しいログを作成(ファイルサイズ指定のみ)”

Internet Information Server 4.0 /
Internet Information Services 5.0
/6.0の場合

Webサイトの識別:IPアドレス(未使用のIPアドレスすべて)

アクティブログ形式:NCSA共通ログファイル形式

NCSAログプロパティ(全般)の新しいログ期間:

“ファイルサイズを限定しない”、または“ファイルサイズが次のバイト数に達したとき”

Sun Web Server 1.0の場合

Sun Web Serverのhttpd.confのlog_typeを、以下のように設定します。

httpd.confは、/etc/http/ディレクトリに格納されています。

対象ファイル:/etc/http/httpd.conf
log_type        "clf"

Sun Web Server 2.0の場合

Sun Web Serverで監視対象とするsite.confのlog_typeおよびlog_prefixを以下のように設定します。

site.confは、/var/http/sws_server/websites/default_site/conf/ディレクトリに格納されています。

対象ファイル:
/var/http/sws_server/websites/default_site/conf/default_site.site.conf
log_type      clf
log_prefix    /var/http/sws_server/logs/http_log

対処7

確認ポイント

監視対象とするWWWサーバから、WWWサーバの製品名およびバージョン情報を取得することができますか。

以下の方法で、WWWサーバが監視可能であるかを確認することができます。

  1. コマンドライン(DOSプロンプトやターミナル)を用意します。

  2. 1.上で、TELNETコマンドを用いて、確認対象のWWWサーバに接続します。

    telnet 確認対象のホスト名 確認対象のWWWサーバが使用するポート番号

    例)
    webserverというマシン上でポート番号80を使用するWWWサーバを確認する場合

    telnet webserver 80

  3. 確認対象のWWWサーバに接続完了後、以下のメッセージをWWWサーバに送信します。

    HEAD / "HTTP/1.0" [リターンキー] [リターンキー]

  4. WWWサーバから送られてくる応答メッセージを採取します。

    応答メッセージ例)

    HTTP/1.1 200 OK
    Date: Thu, 20 Jan 2005 07:36:27 GMT
    Server: Apache/1.3.12 (Unix) mod_perl/1.24 ApacheJserv/1.1.2
    Last-Modified: Mon, 27 Oct 2003 07:20:18 GMT

  5. 採取した応答メッセージに、Server: Webサーバ名/バージョン情報(*)という情報が含まれていれば監視可能と判断できます。

    例)

    Server: Apache/1.3.12 (Unix) mod_perl/1.24 ApacheJserv/1.1.2

    *) バージョン情報には、すべての情報が含まれている必要があります。

    例)

    Apache1.3.9の場合                    : バージョン番号 1.3.9
    Internet Information Services 5.0の場合: バージョン番号 5.0

原因

監視対象のWWWサーバから、監視に必要な情報を取得できないために発生します。

インターネットサーバ管理では、監視を行うWWWサーバに対して、HEADリクエストを送信し、その応答結果から、監視が可能であるかの判断を行っています。

この応答結果に、WWWサーバの製品名およびバージョン情報が含まれない場合、監視を行うことができません。

対処方法

以下の場合に、本現象が発生する可能性がありますので、対処を行ってください。