対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:10.0以降
Linux版:V5.2、V10.0L10以降
対処1
確認ポイント
監視対象のWWWサーバがサポート対象外ではありませんか。
対処方法
サポート対象であるWWWサーバを使用してください。バージョンによってサポート対象のWWWサーバが異なります。
以下にサポート対象のWWWサーバを示します。
Windows版 Systemwalker Centric Manager
WWWサーバ | バージョンレベル | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
V5.0L10 | V5.0L20 | V5.0L30 | V10.0L10 | V10.0L20 | V10.0L21以降 | |
Internet Information Server V3.0 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Internet Information Server V4.0 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Internet Information Services V5.0 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Internet Information Services V6.0 | - | - | - | - | - | ○ |
Apache 1.3.3/1.3.4/1.3.9 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Apache 2.0 | - | - | - | - | ○ | ○ |
FUJITSU InfoProvider Pro V2.0 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Netscape Enterprise Server V3.5.1 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Solaris版 Systemwalker Centric Manager
WWWサーバ | バージョンレベル | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
5.0 | 5.1 | 5.2 | 10.0 | 10.1 | 11.0以降 | |
Apache 1.2.6 | ○ | ○ | ○ | - | - | - |
Apache 1.3.3/1.3.4/1.3.9 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Apache 2.0 | - | - | - | - | ○ | ○ |
FUJITSU InfoProvider Pro V2.0 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
Netscape Enterprise Server V3.5.1 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
Sun Web Server 1.0/2.0 | - | - | - | ○ | ○ | ○ |
Linux版 Systemwalker Centric Manager
WWWサーバ | バージョンレベル | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
5.2 | V10.0L10 | V10.0L20 | V11.0L10 | V12.0L10 | V12.0L10 | V13.0.0以降 | |
Apache 1.3.3/1.3.4/1.3.9 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - |
Apache 2.0 | - | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
HP-UX/AIX版 Systemwalker Centric Manager
WWWサーバ | バージョンレベル | ||||
---|---|---|---|---|---|
HP | HP | AIX | HP | AIX | |
Apache 1.3.3/1.3.4/1.3.9 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Apache 2.0 | - | - | - | ○ | ○ |
○:サポート対象
-:サポート対象外
対処2
確認ポイント
監視対象であるWWWサーバのポートのhttpポートが、80以外で運用されていませんか。
対処方法
監視対象サーバで、以下の環境設定ファイルの“HTTPPORT=”の値を、監視対象のWWWサーバのポート番号に変更します。
[UNIX版の場合]
/etc/opt/FJSVsisag/etc/mpagtprvpo |
[Windows版の場合]
Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥mpnsagt¥etc¥mpagtprvpo |
対処3
確認ポイント
複数のWWWサーバが動作していませんか。
対処方法
監視対象サーバで、以下の環境設定ファイルの“HTTPPORT=”の値に、監視を行いたいWWWサーバのポート番号を設定します。
[UNIX版の場合]
/etc/opt/FJSVsisag/etc/mpagtprvpo |
[Windows版の場合]
Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥mpnsagt¥etc¥mpagtprvpo |
対処4
確認ポイント
監視対象がApacheの場合に、ソースを修正し、HTTPD_ROOTのパスをデフォルト以外に設定していませんか。
対処方法
Apacheのhttpd.hで定義されているHTTPD_ROOTのパスをデフォルト以外に設定している場合は、以下の環境設定ファイルで、“CONFFILE=”にHTTPD_ROOTのパスを設定します。
[UNIX版の場合]
/etc/opt/FJSVsisag/etc/mpagtprvpo |
[Windows版の場合]
Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥mpnsagt¥etc¥mpagtprvpo |
対処5
確認ポイント
監視対象のWWWサーバが起動されていますか。
対処方法
監視対象サーバで、WWWサーバを起動してください。
対処6
確認ポイント
Netscape Enterprise Server、およびApache以外のWWWサーバを監視対象とする場合、WWWサーバの環境設定で定義されるログファイル形式、およびログ設定は正しいですか。
対処方法
以下に示す内容に設定してください。
InfoProvider Pro V2.0の場合
ログ形式:標準モード
“アクセスログファイル”、または“自動的にログファイルを作成”
Internet Information Server 3.0の場合
ログ形式:NCSA形式
“自動的に新しいログを作成(ファイルサイズ指定のみ)”
Internet Information Server 4.0 /
Internet Information Services 5.0/6.0の場合
Webサイトの識別:IPアドレス(未使用のIPアドレスすべて)
アクティブログ形式:NCSA共通ログファイル形式
NCSAログプロパティ(全般)の新しいログ期間:
“ファイルサイズを限定しない”、または“ファイルサイズが次のバイト数に達したとき”
Sun Web Server 1.0の場合
Sun Web Serverのhttpd.confのlog_typeを、以下のように設定します。
httpd.confは、/etc/http/ディレクトリに格納されています。
対象ファイル:/etc/http/httpd.conf |
Sun Web Server 2.0の場合
Sun Web Serverで監視対象とするsite.confのlog_typeおよびlog_prefixを以下のように設定します。
site.confは、/var/http/sws_server/websites/default_site/conf/ディレクトリに格納されています。
対象ファイル: |
対処7
確認ポイント
監視対象とするWWWサーバから、WWWサーバの製品名およびバージョン情報を取得することができますか。
以下の方法で、WWWサーバが監視可能であるかを確認することができます。
コマンドライン(DOSプロンプトやターミナル)を用意します。
1.上で、TELNETコマンドを用いて、確認対象のWWWサーバに接続します。
telnet 確認対象のホスト名 確認対象のWWWサーバが使用するポート番号 |
例)
webserverというマシン上でポート番号80を使用するWWWサーバを確認する場合
telnet webserver 80 |
確認対象のWWWサーバに接続完了後、以下のメッセージをWWWサーバに送信します。
HEAD / "HTTP/1.0" [リターンキー] [リターンキー] |
WWWサーバから送られてくる応答メッセージを採取します。
応答メッセージ例)
HTTP/1.1 200 OK |
採取した応答メッセージに、Server: Webサーバ名/バージョン情報(*)という情報が含まれていれば監視可能と判断できます。
例)
Server: Apache/1.3.12 (Unix) mod_perl/1.24 ApacheJserv/1.1.2 |
*) バージョン情報には、すべての情報が含まれている必要があります。
例)
Apache1.3.9の場合 : バージョン番号 1.3.9 |
原因
監視対象のWWWサーバから、監視に必要な情報を取得できないために発生します。
インターネットサーバ管理では、監視を行うWWWサーバに対して、HEADリクエストを送信し、その応答結果から、監視が可能であるかの判断を行っています。
この応答結果に、WWWサーバの製品名およびバージョン情報が含まれない場合、監視を行うことができません。
対処方法
以下の場合に、本現象が発生する可能性がありますので、対処を行ってください。
監視対象のWWWサーバが以下の場合で、URLScanを導入している場合
Internet Information Server V4.0
Internet Information Services V5.0
Internet Information Services V6.0
URLScanの設定を見直し、WWWサーバの製品名およびバージョン情報をHEADリクエストにて取得できるようにしてください。
監視対象のWWWサーバがApache1.3.12以降で、Apacheの設定ファイルにて、ServerTokensディレクティブを指定している場合
Apacheの設定ファイルからServerTokensディレクティブを削除してください。