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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

13.5 SNMPトラップ受信時に「受信したトラップPDUのデコードに失敗しました」と出力される

対処1

エラーメッセージ

MpCNappl: エラー: xxx.xxx.xxx.xxxから受信したトラップPDUのデコードに失敗しました。(Errno:-17 Detail:0 in mprcvtrp.exe)

対象バージョンレベル

確認ポイント

対象機器のTrap形式がSNMPv2形式になっていませんか。

対象機器の提供元にお問い合わせください。

原因

対処2

エラーメッセージ

MpCNappl: エラー: xxx.xxx.xxx.xxxから受信したトラップPDUのデコードに失敗しました。(Errno:-14 Detail:%2 in mprcvtrp.exe)

対象バージョンレベル

対処2-1

確認ポイント

トラップ送信元のIPアドレスを持つ機器を確認し、トラップを送信している機器、もしくはアプリケーションを特定し、エラー詳細コード一覧より、エラー情報を確認してください。

【エラー詳細コード一覧】

10001 PDU に設定されているPDU 長が実PDU 長を超えている

10002 不当な種別が設定されている (get-response/trap以外)

10003 variable-bindings - syntaxに不当な値が設定されている、または、Counter64の値が設定されている可能性がある(未サポート)

10004 variable-bindings - value長に不当な値が設定されている

10005 PDU に設定されているvariable-bindings - value長が実PDU 長を超えている

10006 シーケンスタグの位置に不当な値が設定されている

10007 シーケンス長に不当な値が設定されている

10008 PDU に不当な種別が設定されている(get-request/get-next-request/get-response/trap以外)

10009 種別長に不当な値が設定されている

10010 コミュニティタグに不当な値が設定されている(OctetString型以外)

10011 コミュニティ長に不当な値が設定されている

10012 enterpriseタグに不当な値が設定されている(ObjectIdentifier型以外)

10013 enterprise長に不当な値が設定されている

10014 variable-bindings - nameタグに不当な値が設定されている(ObjectIdentifier型以外)

10015 variable-bindings - name長に不当な値が設定されている

10016 versionタグに不当な値が設定されている(INTEGER型以外)

10017 version長に不当な値が設定されている

10018 request-idタグに不当な値が設定されている(INTEGER型以外)

10019 request-id長に不当な値が設定されている

10020 error-statusタグに不当な値が設定されている(INTEGER型以外)

10021 error-status長に不当な値が設定されている

10022 error-indexタグに不当な値が設定されている(INTEGER型以外)

10023 error-index長に不当な値が設定されている

10024 generic-trapタグに不当な値が設定されている(INTEGER型以外)

10025 generic-trap長に不当な値が設定されている

10026 specific-trapタグに不当な値が設定されている(INTEGER型以外)

10027 specific-trap長に不当な値が設定されている

10028 agent-addrタグに不当な値が設定されている(IpAddress型以外)

10029 agent-addr長に不当な値が設定されている

10030 time-stampタグに不当な値が設定されている(TimeTicks型以外)

10031 time-stamp長に不当な値が設定されている

原因

SNMP Trapで不正なデータが定義されています。

対処方法

エラーが発生したトラップの原データは、共通トレース(MpCNappl)に格納しています。本エラー情報とあわせてトラップ送信元機器、もしくは、アプリケーション開発元に連絡してください。

対処2-2

原因

SolarisのSNMPエージェントに不具合があり、送信するトラップのデータ形式に誤りがあるために発生します。

対処方法

SUNの修正パッチ(108869-31)以上を適用してください。

パッチの適用が行えない場合は、OSの再起動を行うことで回避できます。