対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
対処1
確認ポイント
SNMPコミュニティに不整合がありませんか。
MIB取得操作時に、SNMPエージェントに設定されているトラップ通知先に対して、authenticationFailureが通知された場合、SNMPコミュニティに不整合があります。
対処方法
以下のどちらかの方法で対処してください。
[Systemwalkerコンソール]で、対象ノードの[ノードプロパティ]-[コミュニティ名]に、SNMPエージェントがアクセスを許可しているSNMPコミュニティを設定します。
[ノードプロパティ]-[コミュニティ名]に表示されているSNMPコミュニティを、SNMPエージェントで、アクセスを許可するよう設定します。
対処2
確認ポイント
SNMPエージェントで、特定の機器からのアクセスしか許可しない設定になっていませんか。
MIB取得操作時、SNMPエージェントに設定されているトラップ通知先に対して、authenticationFailureが通知された場合、SNMPエージェントの設定にて運用管理サーバ、部門管理サーバのIPアドレスからのSNMPパケットを受け付けない設定となっている可能性があります。
対処方法
SNMPエージェントの設定にて、運用管理サーバ、または、部門管理サーバからのSNMPパケットを受け付ける設定にしてください。
対処3
確認ポイント
ノード自体が特定の機器からのアクセスしか許可しない設定になっていませんか。
ファイアウォールの設定等により、特定のIPアドレス以外からのアクセスを許可しない設定となっている可能性があります。
対処方法
ノードの設定で、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバ、または部門管理サーバからのアクセスを許可するよう設定してください。
対処4
確認ポイント
運用管理サーバ、または部門管理サーバのsnmpポートが書き換えられていませんか。
servicesファイルに記述されているsnmpポートが161以外の値になっている場合、snmpポートは、書き換えられています。
原因
snmpポートを書き換えるアプリケーションとの共存はできません。
対処方法
Systemwalker Centric Managerと、該当アプリケーションを別マシンで運用してください。
備考
OpenViewをインストールすると、snmpポートが8161に書き換えられる事例があります。