対象バージョンレベル
Systemwalker Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
対処1
原因
ノード検出を行うコミュニティ名でのアクセスが、検出対象ノードに許可されていません。
対処方法
検出対象ノードのSNMPエージェントに対して、ノード検出を行うコミュニティ名のアクセスを許可するように設定を変更してください。
対処2
原因
検出対象ノードのSNMPコミュニティ名と一致していません。
対処方法
検出対象ノードのSNMPエージェントに対して、ノード検出を行うコミュニティ名のアクセスを許可するように設定を変更してください。
対処3
確認ポイント
検出対象セグメントのルータ上で、SNMPエージェントが動作されていますか。
対処方法
ルータにSNMPエージェントをインストールするか、SNMPエージェント機能を有効にしてください。
対処4
確認ポイント
リトライアウト、タイムアウトオーバが発生していませんか。
対処方法
リトライ回数、タイムアウト時間を増やしてください。
対処5
原因
検出対象ノード上でSNMPエージェントが動作していません。
または、SNMPエージェントが動作しているノードのARPテーブルに、検出対象ノードが載っていません。
※スイッチなどのネットワーク機器は、SNMPエージェントが動作していても[高速]検出では検出できない場合があります
対処方法
以下に示すどちらの方法で対処してください。
運用管理サーバ上より、検出対象ノードにpingを行った直後、ノード検出を実行します。
[検出モード]を[確実]にして、ノード検出をしてください。
対処6
確認ポイント
検出対象セグメントのルータが無応答状態になっていませんか。
※ノード検出により一時的にルーティング機能が低下するルータがあります
対処方法
以下のどちらかでノード検出してください。
[検出モード]を[高速]にして、ノード検出をします。
[検出モード]の[カスタム]-[ICMP検索する]を選択し、[ICMP多重度]に[1]を指定して、ノード検出をします。
対処7
確認ポイント
ノード検出に時間がかかっていませんか。
ICMPを使用したノード検出時間は、ネットワーク体系に依存します
原因
サブネットマスク(255.255.0.0)の検出は、長時間の検出時間を要します。
対処方法
“ネットワーク管理ガイド”の“付録A 性能情報”を参照し、検出時間の見積もりを行ってください。
“ネットワーク管理ガイド”は、以下のSystemwalker Centric ManagerのSOFTWARE PARKホームページから参照してください。
http://softpark.soft.fujitsu.com/jp/systemwalker/centricmgr/technical/knowhow/doc/centric_netmgrguide.doc |
対処8
確認ポイント
ネットワーク環境の不備により、ノード検出に時間がかかっていませんか。
対処方法
運用管理サーバ、または部門管理サーバで、検出対象ノードに対して、以下のコマンドを実行し、ping応答に時間がかかっていないか確認してください。(ping発行時のパケット往復時間は、通常10ms以下です。)
[Solaris の場合]
ping -I 1 検出対象ノードのIPアドレス32 |
[Windowsの場合]
ping 検出対象ノードのIPアドレス |
[Linuxの場合]
ping -i 1 検出対象ノードのIP アドレス32 |
時間がかかる場合は、DNSサーバなどの定義が正しいか確認してください。
対処9
原因
ルータがIPレベルで運用管理サーバからのアクセスを許可していません。
対処方法
IPレベルでの通信ができるようシステム/ネットワークなどの設定を見直してください。
対処10
原因
ルータがSNMPレベルで運用管理サーバからのアクセスを許可していません。
対処方法
運用管理サーバからのSNMPのアクセスを許可するようルータの設定を変更してください。
対処11
原因
ルータ上で動作しているSNMPエージェントが正常に動作していません。
対処方法
SNMPエージェント設定見直すか、正しく動作するSNMPエージェントを導入してください。
対処12
原因
ルータ上のARPテーブルに、ほかのネットワークの情報がありません。
対処方法
ほかのネットワーク配下のノードに対してpingなどでアクセス後、ノード検出(全体)を実行してください。
対処13
確認ポイント
サブネットフォルダで示されるアドレス幅内に、検出対象ノードのIPアドレスは存在していますか。
対処方法
サブネットマスクの定義に合わせてサブネットフォルダを作成し、各サブネットフォルダに対し再度ノード検出を実施してください。
例えば、サブネットマスクを 255.255.255.248 と定義している場合は以下のようになります。
サブネットマスク255.255.255.248は、
として考える必要があります。
したがって、IPアドレスの29ビット目が変わるたびにサブネットが変わることになりますので、サブネットフォルダは以下のように切り分ける必要があります。
サブネットフォルダ1:xxx.xxx.xxx.0~xxx.xxx.xxx.7 |
対処14
確認ポイント
Windows2000/Windows Server 2003 STD /Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEの「TCP/IPポートフィルタリング」機能を使用していませんか。
対処方法
「TCP/IPポートフィルタリング」機能を無効にしてください。
対処15
確認ポイント
ポリシーが設定されているか確認してください。
原因
ポリシーが設定されていないため監視が行われておりません。
対処方法
ポリシーを設定してください。