APA_COプロセスが起動後しばらくして停止する。
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2以降、V10.0L10以降
対処1
原因
アプリケーション管理サービス起動時にアプリケーション管理の内部通信を行うためのIPアドレスが自ノードのものでないため、プロセス間通信ができなくなり、アプリケーション管理の監視が継続できなくなっています。
対処方法
エラーが発生しているノードの[システム監視設定]-[通信環境定義]-[自ホスト名]にネットワーク上解決できるホスト名(hostsファイルに登録するなど)を指定してください。[自ホスト名]に[DNS]を指定している場合、DNSの設定が正しいか確認してください。(DNSのホスト名に対して、pingで確認できます。)
対処2
確認ポイント
CPU異常等のシステムの異常で予期せぬシャットダウンや強制終了が行われていませんか。(システムログ、イベントログ等にシステムのエラーログが出力されていませんか)
原因
アプリケーション管理の内部ファイルが破損しているため、アプリケーション管理デーモン(サービス)が起動後、停止している可能性があります。
システムの予期せぬシャットダウンやCPU異常等によってマシンの強制停止が発生した場合、OSがアプリケーション管理の内部ファイルを破壊する場合があります。
対処方法
アプリケーション管理の内部ファイルを削除することにより、復旧できる場合があります。
削除する内部ファイルは、次回起動時に新規作成されるため、削除しても問題ありません。
Windowsの場合
以下のアプリケーション管理の内部ファイルを削除します。フォルダは削除しないでください。また、ファイルは環境によって存在しない場合もあります。
Systemwalkerインストールディレクトリ¥MPWALKER.DM¥Mpapagt¥var¥dat¥APA_PIDinfo.dat |
以下のサービスを起動します。
Systemwalker Mpapagt |
UNIXの場合
以下のアプリケーション管理の内部ファイルを削除します。ディレクトリは削除しないでください。また、ファイルは環境によって存在しない場合もあります。
/var/opt/FJSVsapag/dat/APA_PIDinfo.dat |
以下のコマンドでアプリケーション管理を起動します。
/opt/FJSVsapag/opt/FJSVsapag.sh start |
対処3
確認ポイント
システムやネットワークの負荷が高い状態(OS起動時など)ではありませんでしたか。
原因
システム負荷やネットワーク負荷の影響で、一時的にノード内部での通信ができない状態であった可能性があります。
対処方法
手動でアプリケーション管理を起動します。
Windowsの場合
以下のサービスを起動します。
Systemwalker Mpapagt |
UNIXの場合
以下のコマンドで、アプリケーション管理を起動します。
/opt/FJSVsapag/opt/FJSVsapag.sh start |