2.12 インストールの起動時に「InstallShieldエンジン(iKernel.exe)を起動できませんでした。アクセスが拒否されました。」と出力され、インストールが異常終了する

エラーメッセージ

InstallShieldエンジン(iKernel.exe)を起動できませんでした。
アクセスが拒否されました。

対象バージョンレベル

Systemwalker Centric Manager
- Windows版:V10.0L10以降
- Solaris版:10.0以降（PCクライアント）
- Linux版:V10.0L10以降（PCクライアント）
Systemwalker Event Agent
- Windows版:V10.0L20以降

確認ポイント

以下の手順で確認をしてください。(OSがWindows XPまたは、Windows Server 2003 STD /Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEだけで発生します。)

[スタート]→[ファイル名を指定して実行]→DCOMcnfgコマンドを実行します。
[コンポーネントサービス]画面が起動されます。
ツリービューから、[コンポーネントサービス]→[コンピュータ]→[マイコンピュータ]を選択し、右クリックより、[マイコンピュータのプロパティ]画面を表示します。
[COMセキュリティ]タブを選択します。
[アクセス許可]グループボックスの[既定値の編集]ボタンをクリックします。
[アクセス許可]ダイアログボックスが起動されます。
[アクセス許可]ダイアログボックスの[グループ名またはユーザ名]にSYSTEM、SELF以外が登録されているか確認します。

原因

InstallShieldの不具合のために発生します。

対処方法

確認ポイントで確認した結果で以下の対処を実施してください。

登録されている場合
1. [スタート]→[ファイル名を指定して実行]→DCOMcnfgコマンドを実行します。
  [コンポーネントサービス]画面が起動されます。
2. ツールバーの[マイコンピュータの構成]をクリックします。
  [マイコンピュータ]のダイアログが表示されます。
3. [COMセキュリティ]タブを選択します。
4. [アクセス許可]グループボックスの[既定値の編集]ボタンをクリックします。
  [アクセス許可]ダイアログボックスが起動されます。
5. [グループ名またはユーザ名]に設定されているグループ名またはユーザ名をすべて削除して、何も設定されていない状態にします。
  グループ名またはユーザ名をすべて削除する前に設定されているグループ名またはユーザ名をメモしておいてください。
6. [OK]ボタンをクリックします。
7. [適用]ボタンをクリックします。
8. [OK]ボタンをクリックします。
9. インストールを実施します。
10. 手順 5.を実施することにより、デフォルトの値SELF、SYSTEMの2つが指定されます。SELF、SYSTEM以外のグループ名またはユーザ名を設定するする必要がある場合は、インストール完了後に設定してください。
登録されていない場合
他の原因が考えられます。保守情報収集ツールで資料を収集し、富士通技術員に調査依頼をしてください。