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第5章 ビュー | > 5.12 依存ビュー |
COBOLの依存ビューにはプロジェクト内の依存関係が表示されます。COBOLソースファイルの構造、COBOLクラスリポジトリのクラス構造は表示されません。COBOLソースファイルの構造およびCOBOLクラスリポジトリのクラス構造は、構造ビューで表示されます。
COBOLプロジェクト生成時に、以下のフォルダが依存ビューに作成されます。
また、ソースファイルフォルダ内のCOBOLソースファイルには、ファイルの内容や指定されたオプションに従い、以下のフォルダが表示されます。
これらのフォルダは、各ソースファイルの依存関係を指定するのに使用され、COBOLソースファイルの翻訳順番を自動的に決定するのに利用されます。
プロジェクトで翻訳対象となるファイルを指定します。このフォルダに表示されているファイルは、ビルド時に翻訳され、リンクされます。拡張子が".cob"、".cbl"、".cobol"のファイルは、COBOLソースファイルとして扱われ、COBOLの翻訳が行われます。プリコンパイラ入力ソースとして登録されているファイルは、COBOLの翻訳前にプリコンパイラコマンドが呼び出されます。拡張子が".idl"のファイルは、IDLコンパイラビルドツールがプロジェクトに追加されている場合にだけ、IDL翻訳されます。拡張子が".rc"のファイルは、リソースコンパイラビルドツールがプロジェクトに追加されている場合にだけリソースコンパイラで翻訳されます。このフォルダにあるファイルは依存関係を考慮した上で、表示されている順番に翻訳されます。翻訳順番を変更するには、順番を変更するファイルを選択してから、ツールバーのおよびをクリックして上下にファイルを移動します。
COBOLソースファイルの依存関係を指定するために、ターゲットリポジトリと依存関係ファイルをCOBOLソースファイルのサブフォルダで指定できます。これらの情報は、翻訳順番を自動的に決定する際に使用されます。
単一のCOBOLソースファイル中に、複数の翻訳単位(外部プログラムや外部クラス)がある場合、リンクするオブジェクトファイルがターゲットオブジェクトファイルに表示されます。
ビルド時にリンクするライブラリファイル(.lib)およびオブジェクトファイル(.obj)を指定します。ソースファイルフォルダで指定したソースファイルから生成されるオブジェクトファイルを指定する必要はありません。
ソースファイルフォルダにもリンクファイルフォルダにも表示されていないプロジェクト内のファイルが表示されます。
COBOLソースファイルを翻訳したときに生成されるリポジトリファイルが、ソースファイルを保存したときに自動的に解析されて表示されます。リポジトリファイルは、COBOLソースファイル内で定義されているクラスに対応して生成されます。生成されるリポジトリファイル名は、"クラス名.rep"になります。このフォルダに表示されたリポジトリファイルは、COBOLソースファイルの翻訳順番を自動的に決定する際、および、ファイルが更新されたときにコンパイルする必要があるファイルの検索に使用されます。
COBOLソースファイルが依存しているファイルを指定します。COBOLソースが参照しているCOBOL登録集や参照しているクラスのリポジトリファイルを指定します。ここで指定したファイルは、COBOLソースファイルの翻訳順番を自動的に決定する際、および、ファイルが更新されたときにコンパイルする必要があるファイルの検索に使用されます。[ファイルの追加]でファイルを追加します。また、[依存関係の解析]を実行することで、自動的にソースファイルを解析し、依存するファイルを追加することもできます。
[ターゲットオブジェクトを指定する]を指定した場合に表示されます。ソースファイルから生成されるオブジェクトファイルが表示され、ここで表示されているオブジェクトファイルがリンクされます。表示されるオブジェクトファイルは、ソースファイルを保存したときに更新されます。
リモート開発の場合、[依存関係ファイル]フォルダに登録されているCOBOL登録集・定義体ファイルのうち転送対象となるのはプロジェクト内にあるファイルだけです。他のプロジェクトまたは他のフォルダで管理されているCOBOL登録集・定義体ファイルは転送の対象となりません。また、サーバへの転送対象となる登録集ファイルは拡張子"cbl"のファイルのみとなります。
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