Interstage Studio ユーザーズガイド
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第5章 ビュー> 5.11 UIマネージャビュー> 5.11.1 UIマネージャビューの機能> 5.11.1.3 入力された値の型を変換する処理の設定

5.11.1.3.1 入力された値の型を変換する処理を設定する

型の変換処理を設定するためには、UIマネージャビューの左側にあるツリーから[型変換] > [コンバータの設定]を選択します。以下にコンバータ設定画面で設定できる項目について説明します。

項目

説明

なし

型の変換を行わない場合に選択します。

標準のコンバータを使用する

JSFであらかじめ用意されているコンバータを使用する場合に選択します。

日時として表示する

入力された値を日時のフォーマットで表示する場合に選択します。

表示種別

表示するフォーマットを以下のものから選択します。デフォルトでは日付(date)が選択されています。

  • 日付(date)
  • 時刻(time)
  • 日付と時刻の両方(both)

日付の表示形式

表示種別が"日付(date)"または"日付と時刻の両方(both)"の場合、表示形式を以下のものから選択します。デフォルトでは"標準(default)"が選択されています。

  • 標準(default)
  • 数値のみ(short)
  • 省略(medium)
  • 省略なし(long)
  • 完全指定(full)

日付・時刻パターン

表示に使用するパターンを指定します。よく使用するパターンから選択するか、直接入力することができます。
java.text.SimpleDateFormatクラスで使用しているパターン文字列で、ユーザ定義パターンを指定します。

数値として表示する

入力された値を数値のフォーマットで表示する場合に選択します。

表示種別

表示するフォーマットを以下のものから選択します。デフォルトでは"数値(number)"が選択されています。

  • 数値(number)
  • 通貨(currency)
  • %(percentage)

数値パターン

表示に使用するパターンを指定します。よく使用するパターンから選択するか、直接入力することができます。
java.text.DecimalFormatクラスで使用しているパターン文字列で、ユーザ定義パターンを指定します。*1)

カスタムコンバータを設定する

コンバータクラスを設定する場合に選択します。

ID

コンバータのIDを指定します。

クラス名

コンバータクラスのクラス名を指定します。

参照

クラスを選択するダイアログボックスを表示します。

生成

新規ファイルを追加し、コンバータクラスを作成します。

*1) 数値パターンに"\"を含んだ文字列を指定したい場合には、"\\"のようにエスケープ文字列の形式にしてください。

各項目で設定できる内容を、具体的に説明します。

+[標準のコンバータを使用する]を選択した場合

[日時として表示する]を選択した場合

UIコンポーネントのタグの子要素として、f:convertDateTimeが追加されます。[表示種別]、[日付の表示形式]、[日付・時刻パターン]で入力された値は、それぞれf:convertDateTimeタグのtype、dateStyle、pattern属性に設定されます。

  例)
    <h:inputText value="#{__myBean.name}">
        <f:convertDateTime dateStyle="medium"
             type="date" pattern="yyyyMMdd"/>
    </h:inputText>

[数値として表示する]を選択した場合

UIコンポーネントのタグの子要素として、f:convertNumberが追加されます。[表示種別]、[数値パターン]で入力された値は、それぞれf:convertDateTimeタグのtype、pattern属性に設定されます。

  例)
    <h:inputText value="#{__myBean.name}">
        <f:convertNumbertype="number" pattern="####.##"/>
    </h:inputText>

+[カスタムコンバータを設定する]を選択した場合

UIコンポーネントのconverter属性に、[ID]で入力した文字列が指定されます。コンバータのIDとして指定するのは、JSFアプリケーションで使用する設定ファイル(faces-config.xml)に登録してある<converter-id>の値です。

  例) <h:inputText value="#{__myBean.name}" converter= "myConverter"/>

ID、パッケージ、クラス名を入力後に[生成]をクリックすると新規ファイルを作成し、設定されたクラスが追加されます。実際に生成されるソースには、StateHolderインタフェースが実装されていますが、以下の例では省略しています。

  例)
    package myApp;

    public class MyConverter implements Converter {
        public Object getAsObject(FacesContext context,
                                 UIComponent component,
                                 String value) {
            return null;
        }
        public String getAsString(FacesContext context,
                                  UIComponent component,
                                  Object value) {
            return "";
        }
    }

faces-config.xmlには、追加したクラスをコンバータとして登録します。

  例)
    <converter>
        <converter-id>myConverter</Converter-id>
        <converter-class>myApp.MyConverter</converter-class>
    </converter>

この場合には、各タグの値は以下のように設定されます。

要素

設定値

<converter-id>

[ID]で入力された値が設定されます。

<converter-class>

([クラス名]で入力された値)が設定されます。

[追加]、[生成]をクリックしてJavaソースファイルにメソッドやクラスを追加する場合には、以下の事項に注意してください。

UIマネージャやコンテキストメニューを操作して追加されるJavaのソースファイルには、よく使用する処理があらかじめ記述してあります。

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