Interstage Studio ユーザーズガイド |
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第4章 エディタ |
"プロパティファイルエディタ(ShiftJIS)"は、Unicodeエスケープ形式のファイルを読み込み、日本語で表示し、日本語での編集機能を提供します。また、保存時は自動的にUnicodeエスケープ形式に変換します。
たとえば、"富士通"という文字列は次のように表示し、保存します。
エディタの表示 |
ファイルの内容 |
---|---|
COMPANY_NAME = 富士通 |
COMPANY_NAME = \u5bcc\u58eb\u901a |
プロパティファイルエディタ(ShiftJIS)の変換機能は、"Javaプロパティファイル"コンテンツタイプに定義されているファイルタイプにだけ有効です。コンテンツタイプに合致しないファイルを開いた場合は、Unicodeエスケープ形式の文字列は日本語に変換しません。
製品インストール直後は、"Javaプロパティファイル"コンテンツタイプには"*.properties"が登録されています。"Javaプロパティファイル"コンテンツタイプにファイルタイプを追加する手順は以下のとおりです。
- メニューバーの[ウィンドウ] > [設定]を選択します。[設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [一般] > [コンテンツタイプ]を選択して、[コンテンツタイプ]ページを表示します。
- [コンテンツタイプ]から、[テキスト] > [Javaプロパティファイル]を選択します。
- [ファイルの関連付け]の[追加]をクリックします。
- [新規ファイルタイプ]ダイアログボックスが表示されるので、[ファイルタイプ]に追加したいファイルタイプを指定し、[OK]をクリックします。
プロパティファイルエディタ(ShiftJIS)で表示中のファイルを、テキストエディタや比較エディタなどの他のエディタで表示した場合、日本語に変換して表示されます。Unicodeエスケープ形式のまま表示したい場合は、該当のファイルを開いているすべてのエディタを閉じてから、目的のエディタで開き直してください。
値の先頭に空白を含めたい場合は、空白を"\ "と記述してください。
エディタのテキスト表示に使用するフォントの指定により、"\"は"\"で表示されます。
プロパティファイルは、Javaプログラムで使用する定数やファイルパスといった文字列を、"キー=値"という形式で記述したファイルです。文字列を外部化すると、Javaプログラムを再ビルドすることなく値を変更することが可能となり、汎用性の高いプログラムを作成することや、国際化されたプログラムを作成することができます。
プロパティファイルはUnicodeエスケープ形式で記述する必要があるため、日本語は\uXXXXというエスケープシーケンスによって表現した文字列となります。XXXX は、UTF-16コード単位の値を表す4桁の16進数字です。通常はShift_JISコードで一度作成したプロパティファイルを、native2asciiツールを使用して\uXXXX形式に変換します。
プロパティファイルの詳細は、java.util.PropertiesクラスのAPI仕様で確認してださい。
Javaプログラムの国際化については、java.util.ResourceBundleクラスのAPI仕様で確認してください。
JDTには、文字列の外部化をガイドするツール、外部化されていない文字列を検索するツールが用意されています。
詳細は、"Java開発ユーザガイド"の"ストリングの外部化"を参照してください。
プロパティファイルエディタ(ShiftJIS)のオプションは、[ウィンドウ] > [設定] > [Java] > [プロパティファイルエディタ]で設定します。
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