Interstage Studioは、Webアプリケーションの開発から最新のWebサービスの開発まで対応した、コンポーネント指向のJava統合開発環境です。
Interstage Studio (Standard-J EditionおよびEnterprise Edition)は、以下のOS上で動作します。
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system、Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating systemおよびMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system
以降、Windows 2000と略します。
Microsoft(R) Windows(R) XP Home EditionおよびProfessional operating system
以降、Windows XPと略します。
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard EditionおよびMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition
以降、Windows Server(R) 2003と略します。
Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Basic、Home Premium、Business、EnterpriseおよびUltimate
以降、Windows Vista(R)と略します。
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008, StandardおよびMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008, Enterprise
以降、Windows Server(R) 2008と略します。
本書の目的
本書は、Interstage Studioを使って各種アプリケーションを開発するにあたって、最初に知っておくべき事項を説明しています。
本書を読むことで、Interstage Studioの概要や基本事項を知ることができます。
対象読者
本書は、読者が、画面、帳票およびデータベースの処理を含めたアプリケーションの開発やWindowsに関する基本的な知識があることを前提としています。
構成と読み方
本書の構成は、以下のようになっています。
第1章 Interstage Studioの概要
Interstage Studioの概要、位置付け、構成やInterstage Studioにおけるアプリケーション開発の考え方などについて説明しています。
第2章 Interstage Studioの特長
Interstage Studioが提供するJava統合開発環境の特長について説明しています。
第3章 Interstage Studioの機能
Interstage StudioがJava統合開発環境として提供している各機能の概要について説明しています。
第4章 Interstage Studioで開発できるサーバ連携アプリケーション
Interstage Studioと各種サーバとの連携概要や開発できるサーバ連携アプリケーションの概要について説明しています。
第5章 Interstage Studioで開発できるコンポーネント
Interstage Studioで開発できるコンポーネントをアプリケーション種別ごとに説明しています。
表記方法
本書では、以下の表記方法を使っています。
[~]:メニューやボタンの名前を示します。
本書では、「Interstage Application Server」を「Interstage」として表記します。
本書では、「Solaris(TM) オペレーティングシステム」を「Solaris」と表記します。
本書では、「Enterprise JavaBeans」を「EJB」と表記します。
本書では、「Java TM 2 Platform, Enterprise Edition」を「J2EE」と表記します。
本書では、「Java TM Platform, Enterprise Edition」を「Java EE」と表記します。
本書では、「JavaServer Pages」を「JSP」と表記します。
本書では、「Simple Object Access Protocol」を「SOAP」と表記します。
本書では、「Common Object Request Broker Architecture」を「CORBA」と表記します。
本書の位置付け
本書『Interstage Studio 解説書』は、Interstage Studioとして提供している以下の製品共通の解説書です。
Interstage Studio Enterprise Edition
Interstage Studio Standard-J Edition
注意
製品により開発できるアプリケーションが異なります
Interstage Studioでは、開発できるアプリケーションの種別が各製品で異なります。本書の「第5章 Interstage Studioで開発できるコンポーネント」では、見出しまたは本文のはじめに以下のようなイメージを付加して、Enterprise Editionだけで開発できるアプリケーション(コンポーネント)であることを示しています。
登録商標について
Microsoft、Active Directory、ActiveX、Excel、Internet Explorer、MS-DOS、MSDN、Visual Basic、Visual C++、Visual Studio、Windows、Windows NT、Windows Server、Win32 は、米国およびその他の国における 米国Microsoft Corporationの商標または登録商標です。
Sun、Sun Microsystems、Sunロゴ、SolarisおよびすべてのSolarisに関連する商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。
その他の記載されている商標および登録商標については、一般に各社の商標または登録商標です。
なお、本文中では、(R)およびTMは略記しています。
2009年8月
改版履歴
2007年 4月 初版
2007年11月 第2版
2008年 6月 第3版
2009年 8月 第4版
Interstage Studioとして提供している製品ごとに開発可能なアプリケーションの一覧を示します。なお、開発可能なアプリケーション一覧は、3階層モデルの処理ロジック層に分類して記載しています。Interstage Studioの各製品の概要や3階層モデルの詳細については、"第1章 Interstage Studioの概要"を参照してください。
処理ロジック層 | アプリケーションの種類 | 製品種別 | ||
---|---|---|---|---|
EE | SJE | |||
プレゼンテーション | Java | Javaアプリケーション、アプレットおよび、JavaBeansの開発 | ○ | ○ |
Web | HTML、サーブレットおよび、JSPを用いたWebアプリケーションの開発 | ○ | ○ | |
ビジネスロジック | Enterprise Bean | Enterprise JavaBeansの開発 | ○ | ○ |
Webサービスアプリケーション | WebサービスアプリケーションおよびWebサービスクライアントアプリケーションの開発 | ○ | ○ | |
CORBAアプリケーション | CORBAサーバアプリケーションの開発 | ○ | - | |
プレゼンテーション | エンタープライズ | EAR形式のエンタープライズアプリケーションの開発 | ○ | ○ |
Apcoordinator | フレームワークを用いたWebアプリケーションの開発 | ○ | ○ | |
フレームワークを用いたEnterprise JavaBeansの開発 | ○ | ○ | ||
フレームワークを用いた電子フォームアプリケーションの開発 *2 | ○ | - |
*1:Java EE実行環境で動作するApcoordinatorアプリケーションの開発はできません。
*2:電子フォームの作成・編集は、Interstage Studio Enterprise Editionで行うことができます。なお、電子フォームアプリケーションの作成は、フレームワークに従った開発(Apcoordinatorアプリケーション)を推奨します。
製品種別
EE:Interstage Studio Enterprise Edition
SJE:Interstage Studio Standard-J Edition
凡例
○:開発対象のアプリケーション
-:開発対象外のアプリケーション