Webアプリケーション関連ウィザードの統合
V7まではWebアプリケーションのコード生成で6種類、JavaServer Pagesの生成でも6~7種類のウィザードを提供していましたが、これらのウィザードを統合し、よりシンプルな形で提供しています。
生成されるファイルもシンプルなものとなり、編集を開始するベースとして使い勝手の良いものになっています。
Webサービス関連ウィザードの変更
Interstage Application Server 8.0から、Web Services for J2EE規約に準拠したWebサービス機能が標準のWebサービス実行環境となりました。それに伴い、Webサービス開発機能を以下のように変更しています。
SOAPプロジェクトの新規ウィザードは廃止され、WebサービスはWebアプリケーションプロジェクトとして開発できるようになりました。これによりWebサービスの配備やデバッグがWebアプリケーションと同じく非常に簡単な手順で行えるようになっています。
SOAPサーバアプリケーションおよびSOAPアクセスソースのソース生成ウィザードは、それぞれWebサービスとWebサービスクライアントに名称を変え、J2EEに準拠したWebサービス用のソースを生成します。
V7までのSOAPサービスを利用したアプリケーションを開発したい場合にはInterstage Apworks V7を使用してください。
Webアプリケーション用のdeployment descriptor(web.xml)を編集するための専用エディタとして、新しくWeb Deployment Descriptorエディタを提供します。従来XMLファイルとして直接編集していたweb.xmlを専用の設定画面ベースで編集することができるので、XMLタグの記述誤りを防ぐことができます。
Deployment Descriptorエディタにおけるソース編集タブ
以下のDeployment DescriptorエディタではXMLソースを直接確認、編集するための[ソース]タブを提供します。
Web Deployment Descriptorエディタ
EJB Deployment Descriptorエディタ
J2EEアプリケーションクライアントDeployment Descriptorエディタ
他のファイルから設定をコピー&ペーストしたい場合などに利用でき、Deployment Descriptorの編集の自由度が高まります。
SPT(サーブレットページテンプレート)エディタ
SPTとは動的なWebページを作成するためのテンプレートファイルのことで、サーブレットによるWebアプリケーション開発が主流であった頃に、動的なWebページの開発を簡単にするために富士通が提供した開発手法です。現在はWebアプリケーションの標準的な開発手法であるJSP(JavaServer Pages)がこの役割を担っています。このためSPTを編集するためのエディタを廃止し、JSPを推奨する方針を更に明確にしました。
Webサービスの配備およびデバッグ