Systemwalker Network ManagerとSystemwalker Centric Managerの連携環境を構築することにより、両者の持つ機能を効果的に融合した統合運用管理システムの構築が可能となります。
Systemwalker Network Managerでは、物理・論理ベースでのネットワーク監視を行い、Systemwalker Centric Managerでは、サーバ、システムの稼働・性能・障害監視を行うことにより、ネットワークからシステムまでをトータルに管理・監視することができます。
Systemwalker Network Managerでは、Systemwalker Centric Managerとの効果的な連携を実現するために、以下の三つの機能を提供しています。
イベント連携
Systemwalker Network Managerが検出したネットワーク障害をSystemwalker Centric Managerにトラップ形式で通知します。通知されたトラップは、Systemwalker Centric Managerの監視イベント一覧に出力されますので、Systemwalker Centric ManagerのSystemwalkerコンソール画面上でもネットワーク障害を確認することができます。
メニュー連携
Systemwalker Centric ManagerのSystemwalkerコンソール画面からSystemwalker Network Managerを起動することができます。Systemwalker Centric Managerのシステム監視で通常の監視業務を行い、Systemwalker Network Managerが通知したイベントを契機としてSystemwalker Network Managerのビュー監視機能を起動し、ネットワーク障害を調査するといった運用ができます。
性能監視トラップ連携
Systemwalker Network Managerが検出したネットワーク障害のうち、性能障害を直接Systemwalker Centric Managerにトラップ形式で通知します。本連携を行うと、トポロジマップ上に登録しないノードの性能監視を行う場合に、Systemwalker Centric Managerで障害の管理を行うことができるようになります。
注意
Systemwalker Webコンソール画面上での連携はサポートしていません。
性能監視トラップ連携は、運用上必要な場合にのみ設定を行って下さい。