ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Network Manager 使用手引書

4.1.2 グループについて

グループとは複数のユーザの集まりで、Systemwalker Network Managerでは登録されたグループ毎に情報の各種権限を管理することができます。ユーザは同時に複数のグループに所属することができます。
また、グループには任意に設定できるグループと、特別に権限を与えられた以下の3つのグループが存在します。

以下の表に各グループの権限およびユーザとの関係を説明します。

表4.2 各グループが所有する権限

グループ名

権限

説明

管理者グループ

<管理者権限>
利用者の登録/変更/削除
ビューの登録/変更/削除
ネットワークデータベースの編集
グループ・ユーザの登録/変更/削除
<監視者権限>
管理者グループに対して監視が許可されているビューのみ監視が可能。

システム管理用の権限が与えられ、すべての操作を行うことができるグループです。ユーザAdminはこのグループに所属します。また、ユーザAdminはこのグループからは外せません。

サービス監視統括グループ

<監視者権限>
全ネットワーク・全サービスを監視するユーザのためのグループですべてのビューが監視可能。

参考

  • ビュー登録時に設定する所有グループ一覧のデフォルトはサービス監視統括グループが設定されています。

初期状態では、すべての操作を行うことができますが、各種操作の権限を外して制限を行うことができます。

全ユーザグループ

<監視者権限>
全ユーザグループに対して監視が許可されているビューのみ監視が可能。

Systemwalker Network Managerに登録されているすべてのユーザが自動的に所属するグループです。このグループから任意のユーザを外すことはできません。

管理者によって新規に定義されたグループ

<監視者権限>
管理者によって新規に定義されたグループに対して監視が許可されているビューのみ監視が可能。

管理者によって作成されたグループで、特定のビューのみ監視が可能なグループです。

さらに、Systemwalker Network Managerインストール時に以下のグループがデフォルトで存在します。これらのグループは、変更・削除が可能です。

表4.3 Systemwalker Network Managerインストール時に存在するデフォルトグループ

グループ名

権限

説明

サービス監視グループ

物理的な障害がサービスに影響しているかどうかを監視するユーザのためのグループ。

ビュー監視に属するサービス系の操作(経路表示/トレースなど)を行うことができます。

サービス設定グループ

VLANサービスの設定を行うユーザのためのグループ。

ネットワークデータベース編集のサービス一覧配下のすべての操作を行うことができます。

システム設定グループ

Systemwalker Network Managerシステム自体の定義を行うユーザのためのグループ。

ビュー定義/グループ・ユーザ定義/利用者定義配下のすべての操作を行うことができます。

データ登録グループ

ネットワークデータベース編集およびビュー編集にてデータの登録を行うユーザのためのグループ。

ネットワークデータベース編集/ビュー編集配下のすべての操作を行うことができます。

監視グループ

監視を行うユーザのためのグループ。

ビュー監視配下のすべての操作を行うことができます。
ただし、ビュー監視に属するサービス系の操作(経路表示/トレースなど)はできません。

以下にグループに関連した機能を示します。

表4.4 グループ関連機能一覧

機能

参照先

新規でグループを登録する

4.2.2.1 グループを登録する

グループの登録内容を変更する

4.2.2.2 グループ情報を変更する

グループを削除する

4.2.2.3 グループを削除する

グループにどのユーザが所属しているかを参照する

4.2.2.7 所属ユーザ一覧を表示する