監視対象とする機種毎にEAM(Element Access Module)と呼ぶプロセスが存在します。
運用管理サーバ上で、EAMの追加・削除が可能です。以下の手順で、実運用を行う機種のEAMを選択して下さい。監視対象機器とEAMプロセス名の対応は、2.7.2 監視対象機種とEAM名の対応表を参照して下さい。なお、運用管理サーバ(エージェント)では本手順は実行できません。
EAMの追加・削除を正常に行うためには、運用管理サーバや運用管理クライアントで、以下の注意が必要となります。EAMの追加・削除を実行する前に確認しておいて下さい。
注意
運用管理クライアントでネットワークデータベース編集画面を開いている場合は、ネットワークデータベース編集画面を閉じた後、EAMの追加・削除を実行して下さい。
運用管理サーバでバックアップやリストアを実行している場合は、バックアップやリストアが終了した後、EAMの追加・削除を実施して下さい。
Systemwalker Network Managerが動作中の場合でも、本手順に従ってEAMの追加・削除が可能です。
EAMの追加・削除を実施した場合は、EAMの負荷を均等的に割り当てるため、EAM平準化のコマンドを実施することを推奨します。EAM平準化コマンドの詳細は8.2.9 NodeDistributeCmd.csh(EAM平準化)を参照して下さい。
監視対象機器によって追加するEAMが異なります。追加するEAMの詳細は2.7.2 監視対象機種とEAM名の対応表を参照して下さい。
1つのEAMでは、監視対象機器を4台まで監視することが可能です。監視対象機器の台数を確認の上、起動するEAMプロセス数を決定して下さい。ブレードサーバでは1つの筐体を1台として換算して下さい。また、DDEに関しては監視対象機器を1プロセスで最大16台まで、Ethernetに関しては1プロセスで最大32台まで監視することが可能です。
EAMの数が足りない場合、監視上限数を超えて監視対象機器が割り当てられてしまいます。必ず監視対象機器数を確認し、必要な数だけEAMを起動させて下さい。
Systemwalker Network Managerでネットワーク機器を監視するためには、EAMの他にDDE_IFを追加する必要があります。
DDE_IFは、1つのEAMで監視対象機器を16台まで監視することが可能です。
ブレードサーバではポーリング周期を5分以下に設定した場合、1つのEAMで監視できるブレードサーバは、2台までとなります。
EAMを削除する場合、ネットワークデータベースに削除対象EAMが管理する監視対象機器が登録されている状態では、EAMを削除することはできません。