名前
startmig - マイグレーションの開始
形式
[Solaris OS版/Linux OS版]
/opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd startmig -v virtual-disk-name -p virtual-storage-pool-name [-z size{M|G|T}] [-b] /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd startmig -v virtual-disk-name -p virtual-storage-pool-name -e physical-disk-name1[,physical-disk-name2[,...] [-z size1{M|G|T}[,size2{M|G|T}[,...]]] [-b] [-f]
/opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd startmig -h
[Windows OS版]
$INS_DIR¥Manager¥opt¥FJSVssmgr¥sbin¥vscmcmd.exe startmig -v virtual-disk-name -p virtual-storage-pool-name [-z size{M|G|T}] [-b]
$INS_DIR¥Manager¥opt¥FJSVssmgr¥sbin¥vscmcmd.exe startmig -v virtual-disk-name -p virtual-storage-pool-name -e physical-disk-name1[,physical-disk-name2[,...] [-z size1{M|G|T}[,size2{M|G|T}[,...]]] [-b] [-f]
$INS_DIR¥Manager¥opt¥FJSVssmgr¥sbin¥vscmcmd.exe startmig -h
($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
機能説明
マイグレーションを開始し、セションIDを返却します。
以後、開始したマイグレーションに対する操作は、このセションIDで指示します。
マイグレーションの開始は、以下の4つの方法があります。
マイグレーション先の実ディスクを自動選出し、マイグレーションを開始します。
マイグレーション先の実ディスクを自動選出し、バックアップありでマイグレーションを開始します。
マイグレーション先の実ディスクを任意に指定し、マイグレーションを開始します。
マイグレーション先の実ディスクを任意に指定し、バックアップありでマイグレーションを開始します。
本コマンドは、OSの管理者(administrator 権限、root権限)で実行します。
オプション
マイグレーション元の仮想ディスク名を指定します。
マイグレーション先の実ディスクが登録されている仮想ストレージプール名を指定します。
マイグレーション先の実ディスク名を指定します。
省略した場合は、-pオプションで指定した仮想ストレージプールから実ディスクを自動選択します。
マイグレーション先の実ディスクのサイズを10進数で指定し、サイズの単位(M:メガバイト、G:ギガバイト、T:テラバイト)を付加します。
バックアップありでマイグレーションを開始する場合に指定します。
指定しなかった場合は、バックアップなしでマイグレーションを開始します。
暗号化から非暗号化のコピーを許可します。
コマンドの使用方法を表示します。
使用例
マイグレーション元の仮想ディスク(VDISK001)から、マイグレーション先は仮想ストレージプール(POOL)に登録されている実ディスクを自動選出して、マイグレーションをおこないます。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd startmig -v VDISK001 -p POOL SessionID 10020028 Command terminated normally.
マイグレーション元の仮想ディスク(VDISK001)から、マイグレーション先は仮想ストレージプール(POOL)に登録されている実ディスクを自動選出して、バックアップありのマイグレーションをおこないます。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd startmig -v VDISK001 -p POOL -b SessionID 10020028 Command terminated normally.
マイグレーション元の仮想ディスク(VDISK001)から、マイグレーション先は仮想ストレージプール(POOL)に登録されている実ディスク(POOLR00001)を任意に指定して、バックアップありのマイグレーションをおこないます。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd startmig -v VDISK001 -p POOL -e POOLR00001 -z 100M -b SessionID 10020028 Command terminated normally.
終了ステータス
0: マイグレーションの開始が正常終了しました。
1: マイグレーションの開始が異常終了しました。
関連項目
注意事項
以下の仮想ディスクはマイグレーションを開始できません。
マイグレーション処理を実行している仮想ディスク
レプリケーション処理を実行している仮想ディスク
バックアップ指定無しのマイグレーションの場合は、マイグレーション元の仮想ディスクの容量とマイグレーション先の実ディスクの総容量を同じにしてください。同一の容量でない場合は、マイグレーションを開始できません。