B.1.16 getvbコマンド

名前

getvb －仮想筐体の情報表示

形式

[Solaris OS版/Linux OS版]

/opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvb [-a [-d]]
/opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvb -x virtual-box-name [-d]
/opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvb -h

[Windows OS版]

$INS_DIR¥Manager¥opt¥FJSVssmgr¥sbin¥vscmcmd.exe getvb [-a [-d]]
$INS_DIR¥Manager¥opt¥FJSVssmgr¥sbin¥vscmcmd.exe getvb -x virtual-box-name [-d]
$INS_DIR¥Manager¥opt¥FJSVssmgr¥sbin¥vscmcmd.exe getvb -h

($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)

機能説明

仮想筐体の情報を表示します。

以下の2つのパターンの情報を表示します。

仮想筐体の一覧を表示します。
指定された仮想筐体に登録されている仮想ターゲットの情報を表示します。

本コマンドは、OSの管理者(administrator 権限、root権限)で実行します。

オプション

-x virtual-box-name: 仮想筐体の名前を指定します。

-a: 詳細情報を表示します。

-d

CSV形式で表示します。

-xオプションを指定しない場合は、-aオプションの指定も必須です。

-h: コマンドの使用方法を表示します。

使用例

仮想筐体の情報の一覧を表示します。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvb
VirtualBoxName SwitchName
VBOX001        switch001(vsce1),switch001(vsce2)
VBOX002        switch002(vsce3),switch002(vsce4)
VBOX003        switch003(vsce5),switch003(vsce6)
Command terminated normally.

仮想筐体の詳細情報の一覧を表示します。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvb -a
VirtualBoxName Type    SwitchName                        BoxID
VBOX001        virtual switch001(vsce1),switch001(vsce2) 00VS900#######VS900#######BB0001########
VBOX002        virtual switch002(vsce3),switch002(vsce4) 00VS900#######VS900#######BB0002########
VBOX003        virtual switch003(vsce5),switch003(vsce6) 00VS900#######VS900#######BB0003########
Command terminated normally.

仮想筐体の詳細情報の一覧をCSV形式で表示します。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvb -a -d
"VirtualBoxName","Type","SwitchName","BoxID"
"VBOX001","virtual","switch001(vsce1),switch001(vsce2)"," 00VS900#######VS900#######BB0001########"
"VBOX002","virtual","switch002(vsce3),switch002(vsce4)"," 00VS900#######VS900#######BB0002########"
"VBOX003","virtual","switch003(vsce5),switch003(vsce6)"," 00VS900#######VS900#######BB0003########"
Command terminated normally.

指定された仮想筐体(VBOX001)配下に登録されている仮想ターゲットの情報を表示します。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvb -x VBOX001
VirtualTragetName VTWWPN
VT001             2000000b5d12fd31
VT002             2001000b5d12fd31
VT003             2002000b5d12fd31
Command terminated normally.

指定された仮想筐体(VBOX001)配下に登録されている仮想ターゲットの情報をCSV形式で表示します。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvb -x VBOX001 -d
"VirtualTragetName","VTWWPN"
"VT001","2000000b5d12fd31"
"VT002","2001000b5d12fd31"
"VT003","2002000b5d12fd31"
Command terminated normally.

表B.3 getvbコマンドの表示項目とその意味
表示項目	-a指定無しの表示有無	意味
VirtualBoxName	あり	仮想筐体の名前
Type	なし	常に"virtual"が表示されます。
SwitchName	あり	仮想筐体に登録した仮想化スイッチ名(ホスト名)
BoxID	なし	仮想筐体を表す固有の識別子
VirtualTargetName	あり	仮想筐体に登録されている仮想ターゲットの名前
VTWWPN	あり	仮想ターゲットのWWPN

終了ステータス

0：仮想筐体の情報表示が正常終了しました。

1：仮想筐体の情報表示が異常終了しました。