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ETERNUS SF Storage Cruiser 14.0 ユーザーズガイド

7.6.3 CM負荷異常

レポート詳細:
CMXXの高負荷状態を検出しました。

関連すると予想される他の対象の監視状態は次の通りです。
<各CMの監視状態>(1)
[CM0x00]  高負荷状態検出
[CM0x01]  未検出
[CM0x10]  未検出
[CM0x11]  未検出
関連するグラフ:
CM使用率グラフを参照してください。ROEを搭載する装置の場合、ROE使用率グラフも参照してください。
各LogicalVolumeのIOPSグラフを参照してください。(2)

対策の指針:
1. I/Oが同一CM担当下のRAIDGroupに集中している可能性があります。(2)
   各CMの監視状態を参考に負荷の低いCM担当下のRAIDGroupにI/Oを分散してください。
2. 各CMの監視状態が全て「監視継続中」又は「高負荷状態検出」の場合全I/O要求に対してCM数が不足していると考えられます。
   ハード増設あるいはアップグレードをご検討ください。
(1)の説明

当該 CM が高負荷状態を検出した同じ時間帯の他の CM の状態を示します。ただし、各 ROE の状態は表示しません。

高負荷状態検出

同じ時間帯で当該 CM も CM 負荷異常としてアラームログが作成されています。

監視継続中

アラームとして検出されていませんが、何度か閾値を超えて、アラーム検出のため監視中の状態です。

未検出

同じ時間帯で当該 CM はネックになっていません。

(2)の説明

当該 CM だけが高負荷状態の場合、当該 CM に I/O アクセスが偏っています。
RAIDGroup、LogicalVolume の IOPS グラフを参照し、I/O を負荷分散するなどの対処が必要です。

ポイント

業務とアドバンスト・コピーが競合している場合、CM は非常に高負荷状態になります。
この場合は、例えば業務負荷が比較的少ない時間帯にアドバンスト・コピーを実行するなどの運用見直し、またはコピー元、コピー先ボリューム(RAIDGroup)の担当 CM が同じ時は担当 CM 変更(それぞれ別の CM に設定する)などの対処も必要です。