PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.2 - Linux for Itanium 版 - |
目次
![]() ![]() |
第3章 運用 | > 3.1 クラスタ環境における Oracle の制御 |
Oracle RAC 10g においては、Oracle Clusterware により、Oracle インスタンス、リスナーの自動起動・監視・リカバリが行われます。
PRIMECLUSTER Wizard for Oracle では、リソースの異常を検出した場合、リソースの状態を "Warning" として RMS に通知し、リカバリやフェイルオーバは Oracle Clusterware の制御に委ねます。(WFTimeの設定に依存)
また、userApplication に対して、起動・停止の指示を行った場合は、それに従い リソースの起動・停止を行います。
Oracle RAC インスタンスの起動は、以下の手順で行われます。
Oracle RAC インスタンスの停止は、以下の手順で行われます。
スタンバイ運用と同じになります。ただし、監視間隔 (Interval) が60秒固定であり変更できない点が異なります。詳しくは、" 3.1.1 スタンバイ運用の場合" の "Oracle の監視" を参照してください。
リスナーの起動は、以下の手順で行われます。
リスナーの停止は Oracle Clusterware に委ねており、PRIMECLUSTER Wizard for Oracle では停止しません。
スタンバイ運用と同じになります。ただし、監視間隔 (Interval) が60秒固定で変更できない点と、tnsping 監視を行わない点が異なります。詳しくは、"3.1.1 スタンバイ運用の場合" の "リスナーの監視" を参照してください。
Oracle Clusterware の起動は、以下の手順で行われます。
Oracle Clusterware の停止は、以下の手順で行われます。
Oracle Clusterware の監視は行いません。NullDetector フラグが自動的に有効になります。
Oracle インスタンス、リスナーの起動・停止・切替えを行う場合は、RMS の userApplication に対して操作 (hvswitch, hvutil) してください。Oracle Clusterware の srvctl コマンドや 、Oracle インスタンスに対して shutdown コマンドを直接実行すると、PRIMECLUSTER 側で異常と判断してリカバリが実行される場合があります。上記コマンドを実行したい場合は、hvoradisable コマンドで Oracle インスタンスリソース、リスナーリソースの監視を中断して実行してください。
目次
![]() ![]() |