Linkexpress Transactional Replication option説明書
目次 索引 前ページ次ページ

付録C TRM

C.1 定義記述規約

TRM環境定義ファイルの規約について説明します。

■TRM環境定義ファイルを構成する要素

TRM環境定義ファイルは、以下の要素から構成されています。


セクション

セクションとは、ステートメントの集合(グループ)であり、以下の形式で記述します。

   
   [セクション名]
     ステートメント
     ステートメント

セクションの記述には、以下の規則があります。

以下にセクションの記述例を示します。

   
   #  セクションにステートメントが1つある
      [Section]                              # コメント
       ステートメント

   #  セクションにステートメントが3つある
      [Section]                              # コメント
       ステートメント1
       ステートメント2
       ステートメント3

ステートメント

ステートメントは、情報を設定するための行であり、"キーワード"、"="(等号)および"設定内容"から構成されます。以下にその形式を示します。

    
    キーワード = 設定内容

ステートメントの記述規則を以下に示します。

ステートメントを構成する情報の詳細を以下に説明します。

キーワード

キーワードには、以下の規則があります。

=(等号)

 キーワードと設定内容を区切る文字であり、以下の規則があります。

設定内容

 キーワードに対応する情報を設定します。設定内容には、以下の規則があります。

 以下にステートメントの記述例を示します。

 例)キーワード"Keyword"に"Information"を設定します。

    
    Keyword= Information                              # コメント
    KEYWORD=Information
    KeyWord=       Information
    Keyword  =  Information
    Keyword=  Information

 上記のステートメントはすべて同じように解釈されます。


コメント行

コメント行は、コメント(注釈)を行全体に記述する場合に使用します。以下の形式で記述します。

    
    # コメント

コメント行には以下の規則があります。


空行

空行を記述できます。

■TRM環境定義ファイルについて

◆行の最大長

1行の最大長は、改行記号を含めて1024バイト以内です。

◆TRM環境定義ファイルのコード系

TRM環境定義ファイルで使用する文字コード系は、以下のとおりにしてください。


TRM環境定義ファイルで文字コード系としてUTF-8を使用した場合、TRM環境定義ファイルの先頭にUCSを識別するための"印"(しるし)を使わないでください。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 2007-2009