Linkexpress Transactional Replication option説明書
目次 索引 前ページ次ページ

第6部 クラスタシステム> 第28章 TJNL> 28.3 クラスタシステム(SafeCLUSTER編)> 28.3.1 環境設定> 28.3.1.6 TJNLの環境を作成する

28.3.1.6.1 Symfowareの場合

TJNLの環境を作成する手順について説明します。

TJNLを使用するためには、"図:TJNLの環境作成の流れ"の手順に従って、TJNLが動作するための環境を作成する必要があります。なお、TJNLの環境作成は、"共用ディスク装置を設定する"で用意した切替えディスクにアクセス可能なノード("共用ディスク装置を設定する"で作成したサービスの運用系ノード)で行ってください。

[図:TJNLの環境作成の流れ]

■TJNL環境を作成する

TJNLの環境を作成します。作成方法はクラスタシステムを使用しない場合と同じですが、ジャーナル取得ファイルの作成先を共用ディスク装置上としてください。TJNLの環境作成の詳細は"環境作成"を参照してください。作成には、tjnlsetupコマンドを使用します。このコマンドは、ノードで一度だけ実行します。以下にtjnlsetupコマンドの入力例を示します。

tjnlsetup -f TJNLenv.def

■取得定義の作成

TJNLの取得定義を作成します。定義方法はクラスタシステムを使用しない場合と同じです。取得定義の詳細は"取得定義の作成"を参照してください。

■取得定義の登録

TJNLの取得定義を登録します。登録方法はクラスタシステムを使用しない場合と同じです。取得定義の登録についての詳細は"取得定義の登録"を参照してください。登録には、tjnlfmtdefコマンドを使用します。このコマンドは、ノードで一度だけ実行します。以下にtjnlfmtdefコマンドの入力例を示します。

tjnlfmtdef -a -f FMT.def

■配付定義の作成

TJNLの配付定義を作成します。定義方法はクラスタシステムを使用しない場合と同じです。配付定義の詳細は"配付定義の作成"を参照してください。

■配付定義の登録

TJNLの配付定義を登録します。登録方法はクラスタシステムを使用しない場合と同じです。配付定義の登録についての詳細は"配付定義の登録"を参照してください。登録には、tjnldefコマンドを使用します。このコマンドは、ノードで一度だけ実行します。以下にtjnldefコマンドの入力例を示します。

tjnldef -a -f PUT.def

■取得定義と配付定義を反映する

登録した取得定義および配付定義を反映するために、-nを指定して一度TJNLを起動します。定義反映についての詳細は"定義の反映"を参照してください。起動はtrmqdstrsvcコマンドを使用して行います。以下に、trmqdstrsvcコマンドの入力例を示します。

trmqdstrsvc -n TJNL

■TRMの停止

TRMを停止します。
TRMの停止については、"TRMの停止"を参照してください。

■Symfoware/RDBを停止する

環境作成のために起動したSymfoware/RDBを停止します。Symfoware/RDBの停止方法の詳細はSymfowareのマニュアルを参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 2007-2009