Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第6部 クラスタシステム> 第28章 TJNL> 28.2 クラスタシステム(PRIMECLUSTER編)> 28.2.1 環境設定> 28.2.1.8 クラスタシステムの環境作成

28.2.1.8.4 TJNL用の状態遷移プロシジャのリソース登録

TJNL用の状態遷移プロシジャをリソースとして登録します。

登録手順は以下のとおりです。

  1. 状態遷移プロシジャの修正

    TJNLから提供されている状態遷移プロシジャのひな型を修正します。TJNL用の状態遷移プロシジャのひな型は、以下のファイルで提供されています。

    /opt/FJSVtjnl/sample/TRM001.TJNL

    状態遷移プロシジャのひな型は、以下の内容に設定されています。

    状態遷移プロシジャのひな型を複写し、状態遷移プロシジャを環境に合わせて修正します。以下の修正が必要です。

    その他の箇所は必要に応じて修正してください。

    1. 状態遷移プロシジャ名の修正

      状態遷移プロシジャ名は以下の規約に従って変更します。

      • TRMシステム名.TJNL

      たとえば、TRMシステム名が"TRM002"の場合は、"TRM002.TJNL"となります。

    2. TRMシステム名の修正

      状態遷移プロシジャに設定されているTRMシステム名を修正します。
      以下に修正例を示します。

      [TRMシステム名が"TRMABC"の場合]

      SYSNAME="TRM001"

      SYSNAME="TRMABC"

  2. 状態遷移プロシジャの格納

    各ノードに状態遷移プロシジャを格納します。
    状態遷移プロシジャの格納は、PRIMECLUSTERのclsetprocコマンドを使用します。-cオプションに"BasicApplication"を指定してください。コマンドの詳細については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"を参照してください。
    以下に、clsetprocコマンドの実行例を示します。

    clsetproc -c BasicApplication /tjnl/procedure/TRM001.TJNL

     

  3. 状態遷移プロシジャのリソース登録

    各ノードでTJNL用の状態遷移プロシジャをリソース登録します。
    状態遷移プロシジャをリソースデータベースに登録するには、TRMより提供する状態遷移プロシジャリソースデータベース登録用のシェルスクリプトを実行します。シェルスクリプトのひな型は、以下のファイルで提供しています。

    /opt/FJSVtjnl/sample/ADDPROC_TJNL

    シェルスクリプトのひな型は、以下の内容に設定しています。

    シェルスクリプトのひな型を複写し、登録する状態遷移プロシジャファイルに合わせて、シェルスクリプトを修正します。
    以下に、シェルスクリプトの修正例を示します。

    [状態遷移プロシジャファイル名が"TRMABC.TRM"の場合]

    PROC_NAME="TRM001.TJNL"

    PROC_NAME="TRMABC.TJNL"

    [起動優先度を変更する場合]

    PRIORITY="200"

    PRIORITY="180"


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