Linkexpress Transactional Replication option説明書

24.1 JournalTransferシステム異常時の障害原因の切分け

ここでは、JournalTransferシステム運用中に異常が発生した場合の障害原因の切り分けについて説明します。

JournalTransferシステム異常時の障害原因としては、以下のことが考えられます。

• TCP/IPの環境設定の誤り
• TRMの環境設定の誤り
• JournalTransferシステムの環境設定の誤り

障害原因の切分けは、JournalTransferシステムのメッセージにより行います。
JournalTransferシステムのメッセージによる障害原因の切分け方法を、“表:メッセージによる障害原因の切り分け方法”に示します。

[表: メッセージによる障害原因の切り分け方法]

メッセージ番号	意味	障害原因の切り分け方法
TRT10202〜TRT10204 TRT10207〜TRT10210 TRT10213	TCP/IPの環境、またはJournalTransferシステムの環境に関するエラーです。	メッセージの詳細コードの値からTCP/IPの環境、またはJournalTransferシステムの環境のどちらに障害原因があるか切り分けてください。
TRT10301〜TRT10313 TRT10329	TRMの環境、またはJournalTransferシステムの環境に関するエラーです。	メッセージの詳細コードの値からTRMの環境、またはJournalTransferシステムの環境のどちらに障害原因があるか切り分けてください。
上記以外のメッセージ	JournalTransferシステムの環境に関するエラーです。	メッセージの各パラメタの内容から、JournalTransferシステムの障害原因を特定してください。