Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第5部 JournalTransfer> 第23章 運用> 23.4 通信異常に関する運用

23.4.1 ブリッジセション接続時の異常

ブリッジセションの接続処理は、JournalTransferシステムの起動を契機に開始します。以下にブリッジセション接続時の異常のケースと復旧方法を説明します。

◆相手システムが未起動の場合

相手システムが起動されていない場合、JournalTransferシステム間のTCPコネクションの接続が完了しないため、ブリッジセションも接続されません。

この場合、JournalTransferシステムは、相手システムの起動を監視するため一定間隔でTCPコネクションの接続処理を繰り返し実行します。そのため、相手システムの起動により、TCPコネクションおよびブリッジセションを自動的に接続します。

◆通信環境の定義誤り

システム通信環境の定義誤りがあった場合、TCPコネクションおよびブリッジセションの接続ができません。

相手システムの定義誤りにより、ブリッジセションの接続が失敗した場合は、相手システムを停止して該当の定義誤りを修正した後、相手システムを再起動することにより復旧できます。

また、自システムの定義誤りにより、ブリッジセションの接続ができない場合は、自システムの定義誤りを修正した後、自システムを再起動することにより復旧できます。

◆TRMシステムとの接続失敗時

起動パラメタの定義誤り、またはTRMシステム異常によってTRMシステムとの接続失敗した場合、ブリッジセションは接続されません。

起動パラメタの定義誤りの場合、JournalTransferシステムを停止して定義誤りを修正した後、JournalTransferシステムを再起動することで復旧できます。

TRMシステム異常の場合、その原因を取り除いた後、送信側システムで当該ブリッジノードを活性化することで復旧できます。


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