Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第3部 TJNL> 第13章 データ形式> 13.1 メッセージ構成> 13.1.2 利用ジャーナル

13.1.2.5 システム取得項目

取得した利用ジャーナルに関する更新時間やトランザクション状態などの情報をシステムが設定します。これらの項目をシステム取得項目と呼びます。システム取得項目はジャーナル項目と同様の形式で取得されます。したがって、利用ジャーナルに項目属性表示が付加されている場合は各項目ごとに項目属性表示と項目有効表示のタグが付加されます。また、利用ジャーナルに項目属性表示が付加されていない場合は各項目ごとに項目有効表示のタグが付加されます。

システム取得項目と設定値の一覧を"表:システム取得項目の設定値"に、利用ジャーナルがジャーナル・チェックポイントの場合に設定されるシステム取得項目を"表:ジャーナル・チェックポイントのシステム取得項目"に示します。

[表:システム取得項目の設定値]

項目

データ型

通知内容および形式

C言語

COBOL言語

更新資源名

char[38]
(注2)

PIC X(38)
(注2)

[Symfoware/RDBのジャーナルの場合]
Symfoware/RDBのテーブル名
(左詰めで残りは空白)

[Oracleのジャーナルの場合]
Oracleのテーブル名
(左詰めで残りは空白)

格納構造名

char[38]
(注2)

PIC X(38)
(注2)

[Symfoware/RDBのジャーナルの場合]
Symfoware/RDBのDSI名
(左詰めで残りは空白)

[Oracleのジャーナルの場合]
無効データ

時刻

char[16]

PIC X(16)

データベース更新時刻
  YYYYMMDDHHMMSSSS
    年(西暦)月日時分秒(1/100秒まで)

トランザクション識別子

char[8]
(注1)

PIC X(8)
(注1)

トランザクションごとに割りふられる番号

トランザクション状態

short

PIC 9(2) COMP-5

トランザクション状態
 X'0001':トランザクション内最初のレコード
 X'0002':トランザクション内途中のレコード
 X'0004':トランザクション内最後のレコード
 X'0005':トランザクション内1レコード

DB種別

short

PIC 9(2) COMP-5

ジャーナルの取得対象のデータベース種別
 X'0001':Symfoware/RDBのジャーナル
 X'0009':Oracleのジャーナル

DB操作

short

PIC 9(2) COMP-5

UPDATE文に対するジャーナルの取得方法で、DELETEとINSERTの情報に分割して取得するように指定している場合
 X'0001':INSERT文,UPDATE文の格納処理
 X'0003':DELETE文,UPDATE文の削除処理

UPDATE文に対するジャーナルの取得方法で、UPDATEの情報として取得するように指定している場合
 X'0001':INSERT文
 X'0002':UPDATE文
 X'0003':DELETE文

注1) トランザクション識別子に設定される値は文字列ではありませんので、コード変換を行わないでください。
注2) ジャーナルヘッダのコード種別がUNICODEの場合は72バイトになります。

[表:ジャーナル・チェックポイントのシステム取得項目]

システム取得項目名

配付されるデータ

更新資源名

"JCKP" ジャーナル・チェックポイントを表す文字列
(左詰めで残りは空白)

格納構造名

無効データ

時刻

ジャーナル・チェックポイント取得時刻
  YYYYMMDDHHMMSSSS
    年(西暦)月日時分秒(1/100秒まで)

トランザクション識別子

無効データ

トランザクション状態

無効データ

DB種別

更新データの格納先データベースの種別
 X'0008':ジャーナル・チェックポイント

DB操作

無効データ

システム取得項目は、取得定義に従って設定されます。ただし、配付定義で圧縮するように指定している場合は、以下のようになります。

圧縮についての詳細は、"圧縮"を参照してください。

なお、他システムで取得した利用ジャーナルに含まれるシステム取得項目に設定される値は、ジャーナル取得側のシステムのマニュアルを参照してください。


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