Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第3部 TJNL> 第11章 Symfoware/RDB連携編> 11.5 ジャーナル提供側業務の運用

11.5.5 異常時の運用

通常運用中に発生する異常の種類と異常発生時の運用について、"表:ジャーナル提供側業務の異常の種類と運用"に示します。

[表:ジャーナル提供側業務の異常の種類と運用]

異常の種類

運用

アプリケーションの異常終了

異常終了の原因を除去して、業務を再開します。

TJNLダウン

以下の手順で復旧します。

  1. Symfoware/RDBを強制停止
  2. Symfoware/RDBを再起動
  3. TRMを再起動
  4. TJNLを再起動(注)
  5. 業務を再開

TRMダウン

以下の手順で復旧します。

  1. Symfoware/RDBを強制停止
  2. Symfoware/RDBを再起動
  3. TRMを再起動
  4. TJNLを再起動(注)
  5. 業務を再開

システムダウン

以下の手順で復旧します。

  1. システムを再起動
  2. Symfoware/RDBを再起動
  3. TRMを再起動
  4. TJNLを再起動(注)
  5. 業務を再開

ジャーナル取得ファイルの満杯

ジャーナル提供側のアプリケーションが異常終了します。再度、アプリケーションのトランザクションを実行します。
異常終了を繰り返すようであれば、以下の原因が考えられるため、原因を除去してください。

  • ジャーナル配付機能が停止している
  • ジャーナル利用側の業務が停止している
  • メッセージ取出し操作が行われていない
  • システム間の通信路に異常がある
  • ジャーナル取得ファイルの容量が小さい

ジャーナル取得ファイルの障害

以下の手順で復旧します。

  1. Symfoware/RDBの強制停止
  2. Symfoware/RDBの再起動
  3. TRMを再起動
  4. TJNL環境の再作成
  5. TJNLの起動
  6. 業務を再開

注) 通常は、TRMを起動すると連動してTJNLも起動されます。起動についての詳細は、"運用操作の説明"を参照してください。


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