Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第3部 TJNL> 第11章 Symfoware/RDB連携編> 11.5 ジャーナル提供側業務の運用> 11.5.2 業務に合わせた運用操作

11.5.2.2 適用例

ジャーナル取得機能またはジャーナル配付機能のいずれかだけを独立させた運用は、以下のような場合に適用できます。

◆ジャーナル提供側業務とジャーナル利用側業務を行う時間帯が異なる

ジャーナル提供側業務とジャーナル利用側業務を行う時間帯が異なる場合、例えば、昼間はオンラインでジャーナル取得業務が運用され、ジャーナル利用業務は運用されない業務形態の場合、昼間ジャーナル配付機能を停止させておくことで、オンライン処理に対するジャーナル配付処理の影響を抑えることができます。

◆ジャーナルの取得対象であるテーブルをジャーナルの取得を行わずに更新する

ジャーナル取得機能を停止すると、ジャーナルの取得対象となっているテーブルに対して更新を行ってもジャーナルは取得されません。これにより、ジャーナルの取得対象となっているテーブルを更新するバッチアプリケーションをジャーナルの取得を行わずに運用できます。

また、ジャーナル配付機能を運用してジャーナル取得ファイルに存在するジャーナルの配付を行いながら、ジャーナルを取得せずに業務を行うことができます。

◆ジャーナル利用側業務が停止している

ジャーナル利用側の業務が停止し、利用ジャーナルがメッセージキューに大量に滞留してメッセージファイルの容量不足が発生すると、配付処理のエラー発生時にリトライを行う指定をした場合には、ジャーナル配付機能はリトライを繰り返します。しかし、ジャーナル利用側の業務の再開には時間がかかるなどの理由により、利用ジャーナルが当分の間配付されないことがあります。その場合、ジャーナル配付機能を停止することにより、不必要なリトライを抑止できます。


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