Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第3部 TJNL> 第11章 Symfoware/RDB連携編> 11.3 環境作成> 11.3.4 環境定義の記述

11.3.4.2 1トランザクションあたりの最大ジャーナル格納域サイズの見積り

ジャーナルを取得するアプリケーションが、1つのトランザクションで取得できるジャーナル量の最大値を見積ります。1トランザクションあたりの最大ジャーナル格納域サイズの見積り式を、"表:1トランザクションあたりの最大ジャーナル格納域サイズの見積り"に示します。

なお、運用中に1つのトランザクションで取得できるジャーナル量の最大値を超えた場合は、ジャーナルを取得するアプリケーションで発行したSQL文がSQLSTATE=77000で異常終了します。そのため、十分な量を確保してください。

[表:1トランザクションあたりの最大ジャーナル格納域サイズの見積り]

トランザクション内で更新するレコード件数 × 1件の更新で取得するジャーナルの量

トランザクション内で更新するレコード件数は、発行するSQL文によって以下の考慮が必要です。

  • INSERT文の場合は、INSERT文の発行回数に相当します。
  • UPDATE文およびDELETE文の場合は、1回のSQL文発行で複数のレコードが更新されることがあります。また、該当するデータが存在しない場合、更新するレコード件数は0となります。
  • UPDATE文に対するジャーナルの取得方法を、INSERTとDELETEの情報に分割して取得するように指定している場合は、更新されるレコード件数の2倍のレコード件数になります。UPDATE文に対するジャーナルの取得方法の詳細は"記述内容の説明"を参照してください。

1件の更新で取得するジャーナルの量は、以下の見積り式に従って求めます。
 更新したテーブル内で取得対象として定義されている列の長さの合計 +
     更新したテーブル内で取得対象として定義されている列数 × 2 + 500[バイト]


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