Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第2部 TRO> 第8章 DBサービス定義> 8.3 DBサービス定義の定義文

8.3.2 EXTRACT定義文

■機能説明

EXTRACT定義は、入力データのデータ項目の編集方法を定義する定義文です。

■記述形式

EXTRACT
    NAME = EXTRACT識別名
    INTABLE = INTABLE識別名
    [ CONVERT = on ]
    [ SELECT = { * | ( (@TRHEADER) , (@DBOP) , (項目情報) [ , …] ) } ]
;

■オペランド

◆NAMEオペラン

[内容]

1つのDBサービスグループ内で一意なEXTRACT識別名を指定します。

[形式]

指定値については、以下に示す規約に従ってください。

◆INTABLEオペラン

[内容]

データ項目の選択または結合する入力データを定義したINTABLE識別名を指定します。

[形式]

指定値については、以下に示す規約に従ってください。

◆CONVERTオペラン

[内容]

データ項目を編集または結合することを指定します。本オペランドは省略可能です。

[形式]

"on"を指定してください。

◆SELECTオペラン

[内容]

データの編集情報を指定します。オペランドの項目情報の指定により、入力データ項目の選択、入力データ項目の結合および定数を持つ項目の追加が可能です。定数を持つ項目は"定数項目"と呼びます。
項目情報は最大1024個指定できます。また、編集後の各項目の項目長の合計は32000バイト以内で指定してください。

[形式]

すべての入力データ項目を選択する場合

すべての入力データ項目を選択する場合、オペランド値に"*"を指定します。または本オペランドを省略します。

SELECT = *

個々の項目情報を指定する場合

個々の項目情報を指定する場合の形式は以下のとおりです。

SELECT = ( (@TRHEADER) , (@DBOP) , (項目情報) [ , …] )

先頭および2番目の項目情報は、このとおり指定してください。これらは逐次差分反映機能の特殊項目(逐次差分反映機能の動作を制御するための項目)を意味します。特殊項目を省略/変更した場合、逐次差分反映の動作は保証されません。

項目情報の指定には以下の種類があります。

入力データ項目の選択/入力データ項目の結合時に指定する入力データ項目名は、INTABLE定義文のITEMオペランドに指定した入力データ項目名と対応します。なお、"XITM"で始まる入力データ項目名は指定できません。

個々の項目情報の指定例を以下に示します。

SELECT = ( (@TRHEADER) , (@DBOP) , (ITEM1) , (ITEM2&ITEM3&ITEM4), (@CONST(1,sint)))

ITEM1を選択、ITEM2/ITEM3/ITEM4を結合、定数項目(半語整数の固定値"1")を追加しています。


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