Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第2部 TRO> 第6章 保守> 6.2 業務の変更

6.2.2 DBサービス定義の変更

DBサービス定義の変更手順を"図:DBサービス定義の変更手順"に示します。

[図:DBサービス定義の変更手順]

  1. 抽出側システムのジャーナル配付の停止

    抽出側システムのジャーナルの配付を停止します。ジャーナル配付の停止方法の詳細については"TJNL運用手引書"を参照してください。

  2. メッセージキューの確認

    対象のDBサービスグループのメッセージキューにメッセージが滞留していないことを、trmqdprtqコマンドにより確認します。trmqdprtqコマンドの詳細については、"19.2.8 trmqdprtqコマンド (メッセージキュー情報の表示)"を参照してください。
    メッセージが滞留している場合、そのメッセージがデータベースに格納されるまで逐次差分反映を継続してください。
    なお、メッセージの滞留が解決しない場合は、以下の手順で滞留しているメッセージをデータベースに格納してください。

    1. 逐次差分反映を終了します。
    2. 環境変数LXRTMCOMMITに1を定義します。
    3. 逐次差分反映を開始します。
    4. メッセージキュー内にメッセージが存在しないことを確認後、逐次差分反映を終了します。
    5. 環境変数LXRTMCOMMITの値を元に戻します。環境変数LXRTMCOMMITの指定が不要な場合は、環境変数を削除します。

       

  3. 逐次差分反映の終了

    逐次差分反映を終了するには、以下のコマンドを実行します。

    lxrtmdb -c -s DBサービスグループ名 -r 格納グループ名

    lxrtmdbコマンドの詳細については、"7.3.6 lxrtmdbコマンド"を参照してください。

  4. DBサービスグループの運用停止

    DBサービスグループの運用を停止するには、以下のコマンドを実行します。

    lxrtmtrmsv -s DBサービスグループ名

    lxrtmtrmsvコマンドの詳細については、"7.3.3 lxrtmtrmsvコマンド"を参照してください。

  5. DBサービスグループの登録抹消

    DBサービスグループの登録を抹消するには、以下のコマンドを実行します。

    lxrtmgensv -s DBサービスグループ名 -D

    lxrtmgensvコマンドの詳細については、"7.3.1 lxrtmgensvコマンド"を参照してください。

  6. データベースの変更

    データベースを変更します。変更方法の詳細については、各データベース製品のマニュアルを参照してください。

  7. DBサービス定義の変更

    DBサービス定義を変更します。DBサービス定義の記述方法の詳細については"第8章 DBサービス定義"を参照してください。

  8. DBサービスグループの登録

    DBサービスグループを登録するには、以下のコマンドを実行します。

    lxrtmgensv -s DBサービスグループ名 -f DBサービス定義ファイル名

    lxrtmgensvコマンドの詳細については、"7.3.1 lxrtmgensvコマンド"を参照してください。

  9. 初期データベースの創成

    初期データベースを創成します。本操作は、送信側データベースと受信側データベースの同期をとる必要がある場合に実施してください。初期データベースの創成方法の詳細については、Linkexpressのマニュアルを参照してください。

  10. DBサービスグループの運用開始

    DBサービスグループの運用を開始するには、以下のコマンドを実行します。

    lxrtmintsv -s DBサービスグループ名

    lxrtmintsvコマンドの詳細については、"7.3.2 lxrtmintsvコマンド"を参照してください。

  11. 逐次差分反映の開始

    逐次差分反映を開始するには、以下のコマンドを実行します。

    lxrtmdb -o -s DBサービスグループ名 -r 格納グループ名

    lxrtmdbコマンドの詳細については、"7.3.6 lxrtmdbコマンド"を参照してください。

  12. 抽出側システムのジャーナル配付の再開

    抽出側システムのジャーナルの配付を再開します。ジャーナル配付の再開方法については"TJNL運用手引書"を参照してください。


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