PRIMECLUSTER 活用ガイド <クラスタ構築・運用時の留意点> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
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第2部 運用編> 第7章 リソースの監視と故障検出> 7.3 二重故障(Double Fault)

7.3.2 HaltFlag 属性

通常二重故障(Double Fault)を解決するには、システム管理者の介入が必要となります。HaltFlag 属性とは、二重故障(Double Faulte)が発生した場合に他ノードから二重故障(Double Fault)の発生したノードを強制停止するための属性です。二重故障(Double Fault)が発生したノードを強制停止し、そのノードからの共有資源へのアクセスが確実に無い状態とした上で切替えを行い業務を継続します。

業務の継続を優先する場合には、HaltFlag属性を有効にし強制切替を行うようにしてください。

二重故障(Double Fault)発生時に切替えを行なうためには、HaltFlag属性の他、AutoSwitchOver 属性に、"HostFailure"と"ResouceFailure"の両方を設定しておく必要があります。属性の詳細な説明は、RMS 導入運用手引書を確認してください。

開発中やテスト中などノードの強制停止を行ないたくない場合や、業務の継続を優先しない(手動による確実な切替を行いたい)場合などは、必要に応じてHaltFlag属性を無効にしてください。


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