PRIMECLUSTER 活用ガイド <クラスタ構築・運用時の留意点> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
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第2部 運用編> 第6章 運用時の注意点

6.1 Solaris/Linux 共通の注意点


 

● すべてのノードの RMS を同時に停止するには hvshut -a を使用してください

すべてのノードで同時に hvshut -l を実行した場合、RMS の停止が行われず hvshut コマンドがタイムアウトする場合があります。
すべてのノードの RMS を停止する場合は、hvshut -a をクラスタシステムを構成する任意の 1ノードで実行してください。
1 ノードごとに RMS を停止する場合は、RMS を停止するノードで hvshut -l を実行してください。

誤って、すべてのノードで同時に hvshut -l を実行し、hvshut コマンドがタイムアウトした場合は、すべてのノードを停止または再起動してください。


 

● RMS 停止後、OS サービスの停止は行わないでください

hvshut を使用して RMS を停止しても他の PRIMECLUSTER サービス(CF、SF、CRM など)は動作しています。

このため、RMS 停止後に OS 情報(ネットワーク情報など)の修正のために OS サービスを停止/再起動すると、CF によるハートビートが失敗し予期しない切替えが発生します。

OS 情報を修正する場合は、PRIMECLUSTER のすべてのサービスを停止(CF のアンロード)した後、あるいはシングルユーザモードで行ってください。


 

● RMS を起動する前に、RMS で使用するクラスタアプリケーションを作成してください

クラスタアプリケーションを作成しない状態で RMS を起動すると、(CML,14)のメッセージを出力し、RMS の起動に失敗します。

クラスタアプリケーションの概要と作成方法については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書" を参照してください。


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