PRIMECLUSTER 活用ガイド <クラスタ構築・運用時の留意点> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
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第1部 設計・構築編> 第3章 Cmdline リソース設定時の注意点> 3.2 スクリプト作成時の注意事項

3.2.2 Check スクリプト

3.2.2.1 Check スクリプトの例

以下にホットスタンバイ運用以外の Check スクリプトの例を示します。
なお、下記の例は“3.2.1.1 start/stopスクリプトの例”で記載している設定であることを前提にしています。

[図3.7 ホットスタンバイ運用以外の Check スクリプト]

設定方法については、OS ごとに異なります。それぞれの"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"を参照してください。

また、Cmdline リソースでホットスタンバイ運用を行う場合には、start/stop スクリプトと同様に Check スクリプトをホットスタンバイ運用に対応した記述にします。
以下にホットスタンバイ運用に対応した Check スクリプトの例を示します。
なお、下記の例は“3.2.1.1 start/stopスクリプトの例”で記載している設定であることを前提にしています。

[図3.8 ホットスタンバイ運用の Check スクリプト]

3.2.2.2 Check スクリプトの終了コードについて

Check スクリプトの終了コードは、ホットスタンバイ運用の場合とホットスタンバイ運用を行わない場合により異なります。

[表3.5 ホットスタンバイ運用以外の終了コード]

終了コード

意味

0

Online 状態を示します。監視対象が起動している場合に本終了コードを使用します。

0 以外

Offline 状態を示します。監視対象が停止している場合に本終了コードを使用します。Online 状態となった以降、Offline で終了した場合、切替えが発生します。



[表3.6 ホットスタンバイ運用の終了コード]

終了コード

意味

0

Online 状態を示します。監視対象が起動している場合に本終了コードを使用します。

1

Offline 状態を示します。監視対象が停止している場合に本終了コードを使用します。Online 状態となった以降、Offline で終了した場合、切替えが発生します。


[表3.6 ホットスタンバイ運用の終了コード(続き)]

終了コード

意味

2

Faulted 状態を示します。監視対象が故障している場合に本終了コードを使用します。Online 状態となった以降、Faulted で終了した場合、切替えが発生します。

3

Unknown 状態を示します。監視対象の状態が不明な場合に本終了コードを使用します。

4

Standby 状態を示します。監視対象が待機として起動している場合に本終了コードを使用します。


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