PRIMECLUSTER 活用ガイド <クラスタ構築・運用時の留意点> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
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第1部 設計・構築編> 第1章 システム構築時の注意点> 1.3 Linux の場合の注意点

1.3.2 PRIMERGY の場合の注意点


 

● RSB あるいは IPMI とクラスタノードは同じネットワークセグメンにしてくださ

同じネットワークセグメントに属していない場合、RSB、あるいは IPMI シャットダウンエージェントが正しく動作しません。


 

● シャットダウン機として RSB を使用する場合、ユーザ名/パスワーは RSB へログインできる権限のユーザ名/パスワードにしてください

RSB へログインできる権限がない場合、RSB シャットダウンエージェントは正しく動作しません。


 

● シャットダウン機として RSB、IPMII あるいは BLADE を使用する場合、LKCD シャットダウンエージェンも一緒に設定してください

LKCD シャットダウンエージェントを設定していない場合、パニックダンプの採取が行われずにノードが強制停止されます。

LKCD シャットダウンエージェントは、panicinfo_setup コマンドにより設定されます。


 

● BMCあるいは iRMC 用のネットワークインタフェースは、"ONBOOT=no" 、"HOTPLUG=no" にしてください

シャットダウン機構に SA_ipmi を利用する場合、すべてのノードの BMC あるいは iRMC で使用するネットワークインタフェイスに以下の設定をしてください。

すべてのノードの BMC あるいは iRMC で使用するネットワークインタフェースに「ONBOOT=no」、「HOTPLUG=no」を設定します。

例:BMC あるいは iRMC で使用するネットワークインタフェイスが eth0 の場合

  1. /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 を vi などのエディタを使用し、ONBOOT と HOTPLUG を追記または変更する。

    </etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 設定内容>

        DEVICE=eth0
        ...
        ONBOOT=no   ★ 追記または変更
        HOTPLUG=no  ★ 追記または変更
  2. 設定完了後、システムをリブートする

  3. TX200 S3, TX300 S4およびRX300 S4では、iRMC専用のポートが用意されているため本設定は不要です。


 

● RSB, BMC, iRMCのポートは専用LANとしてください

シャットダウン機構で使用する RSB, BMC, iRMCのポートは専用LANとして占有します。業務LANやクラスタインタコネクトと兼用することはできません。


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