PRIMECLUSTER 活用ガイド <コマンドリファレンス編> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
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第5章 PAS

コマンド

機能

Solaris

Linux

備考

mipcstat(1M)

MIPC 統計を出力する

 


 

mipcstat(1M)

MIPC 統計を出力する

◆形式

mipcstat [-h] [-e] [-s] [-S] [-t] [-on] [-off] [-p pid] [-z] [interval count]

◆機能説明

本コマンドは、mipc メッセージ、バッファ、およびエラーに関する情報を出力します。出力される統計には、オープンなエンドポイントディスクリプタ(EPD)、割り当てられた領域、使用可能なメモリ、送信および受信したメッセージ、メモリ割り当てエラー、送信/受信破棄エラーの数が含まれます。また、時間に関する統計、パケットサイズに関する統計、および特定のユーザプロセスに関する統計を出力します。

時間とパケットサイズに関する統計にはオーバーヘッドの小さいものもあるため、本コマンドには、動的にそれらの統計収集を開始または停止するオプションがあります。また、ユーザが動的に統計をリセットすることもできます。

◆オプション

-h
ヘルプを出力します。
-e
全プロセスのエンドポイントの詳細スナップショット。主に内部デバッグのために使用されます(表示する情報は一般ユーザには理解できない形式です)。
-s
全般的な統計を出力します。
-t
時間に関する統計を出力します。
-S
mipc パケットサイズに関する統計を出力します。
-p
pid に関する統計を出力します。
-z
統計をリセットします。
-on
時間およびサイズに関する統計の収集を開始します。
-off
時間およびサイズに関する統計の収集を停止します。

 

更に、"interval" の秒数ごとに "count" の回数だけ繰り返す、というように、統計を出力する間隔を指定することができます。"count" を省略すると、mipcstat は kill されるまで統計を出力し続けます。


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