Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編) |
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第2章 C++言語インタフェース | > 2.24 その他の分散トランザクション連携インタフェース | > 2.24.1 TransactionFactoryインタフェース |
CosTransactions::TransactionFactory::create
#include "orb_cplus.h" #include "CosTransactions_cplus.h" CosTransactions::Control_ptr CosTransactions::TransactionFactory::create( CORBA::ULong time_out, CORBA::Environment& env);
新しくトランザクションを生成します。そのトランザクションコンテキストを管理するControlオブジェクトを生成し、そのオブジェクトリファレンスを返します。
Currentインタフェースのbegin相当の機能を作成する場合に使用します。よって、Currentインタフェースとの併用はできません。
time_out:
トランザクションのタイムアウト監視時間を指定します。トランザクション開始前にCosTransactions::Current::set_timeoutメソッドを使用した場合は、そのメソッドで指定した時間を指定します。
env:
例外情報を獲得するためにCORBA::Environmentオブジェクトを指定します。
正常終了した場合は、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。
異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。
システム例外の場合、以下の例外クラスが通知されます。
CORBA::StExcep::NO_IMPLEMENT: OTSシステムが起動されていません。 CORBA::StExcep::COMM_FAILURE: 通信異常が発生しました。
CORBA::StExcep::NO_RESOURCES 資源不足が発生しました。 CORBA::StExcep::NO_MEMORY: 動的メモリの獲得に失敗しました。 CORBA::StExcep::INTERNAL: CORBAサービスで異常が発生しました。
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