Interstage Application Server リファレンスマニュアル（API編）

2.23.2.6 ES::ChannelUtil::local_begin()

名前

  ES::ChannelUtil::local_begin

形式

  #include  <NotificationService_cplus.h>
  void
  ES::ChannelUtil::local_begin(
                CORBA::Object_ptr  proxy,
                CORBA::Environment&  env )
              throw( CORBA::Exception );

機能説明

　チャネルに対して、ローカルトランザクションの開始を通知します。
　proxyには、obtainで取得したチャネルのオブジェクトリファレンスを指定します。

　コンシューマの場合、ES::ChannelUtil::local_commit()またはES::ChannelUtil::local_rollback()までの間には、pullメソッドまたはtry_pullメソッドを発行することができます。
　サプライヤの場合、ES::ChannelUtil::local_commit()またはES::ChannelUtil::local_rollback()までの間には、pushメソッドを発行することができます。
　また、本メソッド発行後、ES::ChannelUtil::local_commit()またはES::ChannelUtil::local_rollback()が発行されない場合は、ローカルトランザクションタイムアウト時間が経過した時点で、ノーティフィケーションサービスにより自動的にrollbackされます。
　なお、本メソッドは、同一proxyに対して、2重に発行できません。

復帰値

　正常終了した場合は、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。
　異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクト、またはUserExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。

　ユーザ例外の場合、以下の例外が発生します。

　CosEventComm::Disconnected

　イベントチャネルに接続されていません。

　システム例外の場合、“メッセージ集”の“イベントサービスから通知される例外情報/マイナーコード”および“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照し、設定されたシステム例外およびマイナーコードに対する対処を行ってください。