Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編) |
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第2章 C++言語インタフェース | > 2.21 イベントサービスインタフェース | > 2.21.3 EventFactoryクラス |
EventFactory::create
#include <EventService_cplus.h> CosEventChannelAdmin::EventChannel_ptr EventFactory::create( const CORBA::Char* key, const EventFactory::Option& data, CORBA::Environment& env ) throw( CORBA::Exception ); struct Option{ CORBA::Long max_queuing; CORBA::Long life_time; EventFactory::Model model; };
イベントチャネルを生成し、生成したイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを返します。
keyには、コンシューマ/サプライヤで共通のキーワードを指定します。同一のキーワードを指定することにより同一のイベントチャネルのオブジェクトリファレンスが返されます。EventFactoryのオブジェクトリファレンスは、CORBA::ORB::resolve_initial_references()メソッドのidentifierパラメタに以下の値を指定して獲得します。
EventFactory::ObjectId_Factory
EventFactory::Optionクラスの各メンバには以下の値を設定します。
メンバ |
設定値 |
---|---|
max_queuing |
最大データ蓄積数。EventFactory::ES_DEFAULT_VALUEを指定した場合、イベントサービスの構成情報の設定で指定した“イベントチャネルに蓄積できるイベントデータ数の最大値”の値を使用します。 |
life_time |
データ保持時間(秒)。EventFactory::ES_DEFAULT_VALUEを指定した場合、イベントサービスの構成情報の設定で指定した“蓄積したイベントデータの生存時間(秒)”の値を使用します。0を指定した場合、タイムアウト監視は行いません。 |
model |
接続モデルとして以下の値を指定します。 |
このメソッドはオブジェクトリファレンスを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA::release()を使用して領域を解放する必要があります。
正常終了した場合は、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定され、生成されたイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを返します。
異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。
システム例外の場合、“メッセージ集”の“イベントサービスから通知される例外情報/マイナーコード”および“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照し、設定されたシステム例外およびマイナーコードに対する対処を行ってください。
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