Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
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第1章 C言語インタフェース> 1.6 Requestインタフェース

1.6.1 CORBA_Request_add_arg()

名前

 CORBA_Request_add_arg

形式

 #include <orb.h>
 CORBA_ORBStatus  CORBA_Request_add_arg(
        CORBA_Request  req,
        CORBA_Identifier  name,
        CORBA_TypeCode  arg_type,
        void  *value,
        CORBA_long  len,
        CORBA_Flags  arg_flags,
        CORBA_Environment  *env );
 typedef  CORBA_Object  CORBA_Request;
 typedef  CORBA_string  CORBA_Identifier;
 typedef  CORBA_Object  CORBA_TypeCode;

機能説明

 reqで指定したリクエストオブジェクトに、呼び出すサーバアプリケーション関数のパラメタ情報を追加します。reqには、CORBA_Object_create_request()で返されるリクエストオブジェクトのオブジェクトリファレンスを指定します。
 パラメタは、最低限valueとlenを指定しなければなりません。arg_type、name、およびarg_flagsは指定しなくてもよいです。arg_typeにはパラメタのデータ型(タイプコード)、nameには名前を指定します。
 この関数により、パラメタはリクエストオブジェクトに結び付けられます。
 パラメタをリクエストオブジェクトに結び付けるには、CORBA_Object_create_request()の呼び出しの際に指定する方法もあります。これらの2つの方法を混合することはできません。

 arg_flagsには、以下のフラグが指定できます。

 CORBA_ARG_IN
 入力だけのパラメタ。
 CORBA_ARG_OUT
 出力だけのパラメタ。
 CORBA_ARG_INOUT
 入出力パラメタ。
 CORBA_IN_COPY_VALUE
 引数値のコピーが作られ、代わりに使われます。このフラグはCORBA_ARG_INOUTおよびCORBA_ARG_OUTが指定された場合は無視されます。

復帰値

 正常終了した場合、CORBA_OKが返されます。
 異常終了した場合、CORBA_FAILEDが返されます。


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