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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent Q&A集

9.1 Q:運用管理サーバのIPアドレス/ホスト名を変更する(Windows版 V5)

対象バージョンレベル

A

作業手順

IPアドレス、ホスト名の変更に必要な作業手順を以下に示します。

1. SystemWalker/CentricMGR の停止

2. Interstageのシステム情報の移出(Interstage共存時だけ)

3. SystemWalkerのデータ移出
  (「IPアドレスとホスト名」または「ホスト名」を変更する場合)

4. 運用環境の削除
  (「IPアドレスとホスト名」または「ホスト名」を変更する場合)

5. OD_Startサービスの停止

6. IPアドレスの変更/ホスト名の変更

7. hostsファイルまたはDNSの変更

8. Interstageのシステム情報の移入(Interstage共存時だけ)

9. 運用環境の復元(データ移入)
  (「IPアドレスとホスト名」または「ホスト名」を変更する場合)

10. SystemWalker/CentricMGR の起動

11. 運用管理クライアントの接続先の変更

12. ノード情報の変更

13. 構成情報の一括配付

14. ネットワーク管理ポリシーの一括配付

15. 機能ごとの変更

16. システムの再起動

17. 作業完了の確認

1. SystemWalker/CentricMGRの停止
(IPアドレスのみ変更、IPアドレス/ホスト名の変更)

[作業:運用管理サーバ]

以下のコマンドを実行します。

Pcentricmgr

コマンドの詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

2. Interstageのシステム情報の移出(Interstage共存時だけ)

[作業:運用管理サーバ]

Interstageのシステム情報の移出を行います。

Interstageの共存製品については、“Systemwalker Centric Manager Interstage, Symfoware, ObjectDirectorとの共存ガイド”の“特別に注意が必要な製品”および“InterstageまたはObjectDirectorがインストールされている場合”を参照してください。

また、Interstageのシステム情報の移出については、Interstageのマニュアルを参照してください。

3. SystemWalkerのデータ移出

「IPアドレスとホスト名」または「ホスト名」を変更する場合の作業です。

[作業:運用管理サーバ]

以下のコマンドを実行し、運用環境の退避(データ移出)を行います。

Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥mpcmtool¥backup¥bin¥mpbkc 退避先ディレクトリ名

退避先ディレクトリ名は、フルパスで指定してください。

コマンドの詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

4. 運用環境の削除

「IPアドレスとホスト名」または「ホスト名」を変更する場合の作業です。

[作業:運用管理サーバ]

各データベースを作成している場合は以下の手順で削除します。

  1. ヘルプデスクのデータベースを作成している場合

    • V5.0L10、または、V5.0L20の手順

      詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR 導入手引書”の“SystemWalker標準データベースの設定”を参照してください。

    • V5.0L30の手順

      以下のコマンドを実行し、“運用管理サーバ上に作成したヘルプデスク環境を削除”を選択します。

      Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥bin¥MpHDOSsetup

  2. リカバリフローのデータベースを作成している場合(V5.0L30)

    以下のコマンドを実行します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥bin¥mprfddelall

  3. インベントリ管理のデータベースを作成している場合(V5.0L30)

    以下のコマンドを実行し、“データベース削除”を選択します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥mpcompsv¥cmpsetev.exe

  4. フレームワークのデータベースを削除する。

    スタートメニューから[プログラム]-[SystemWalker CentricMGR]-[環境設定]-[SystemWalker_CentricMGRセットアップ]から[SystemWalker/CentricMGR環境削除]を選択し、フレームワークのデータベースを削除します。

データベースの削除については、以下のマニュアルを参照してください。

5. OD_Startサービスの停止

[作業:運用管理サーバ]

[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、“OD_Start”を停止します。

6. IPアドレスの変更/ホスト名の変更

[作業:運用管理サーバ]

オペレーティングシステムのIPアドレス/ホスト名を変更します。

7. hostsファイルまたはDNSの変更

[作業:各サーバ/クライアント]

hostsファイルまたはDNSサーバに設定している情報を変更します。

変更しているIPアドレス/ホスト名が定義されているサーバ/クライアントで変更します。

8. Interstageのシステム情報の移入(Interstage共存時だけ)

[作業:運用管理サーバ]

“Interstageのシステム情報の移出”で移出した資源を移入します。

Interstageの共存製品については、“Systemwalker Centric Manager Interstage, Symfoware, ObjectDirectorとの共存ガイド”の“特別に注意が必要な製品”および“InterstageまたはObjectDirectorがインストールされている場合”を参照してください。

また、Interstageのシステム情報の移入については、Interstageのマニュアルを参照してください。

9. 運用環境の復元(データ移入)

「IPアドレスとホスト名」または「ホスト名」を変更する場合の作業です。

[作業:運用管理サーバ]

以下の手順を必要に応じて行います。

各データベースを作成する3~5の作業は任意です。

注意

  • 各データベースの容量は、バックアップ時のDB環境より大きいサイズで作成してください。

  • 運用環境の復元作業が終了するまでSystemWalker/CentricMGRを起動しないでください。

  1. 復元準備のためのコマンドを実行します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥MpFwbs¥bin¥premprs 退避先ディレクトリ名

    退避先ディレクトリ名は、フルパスで指定してください。

  2. スタートメニューから[プログラム]-[SystemWalker CentricMGR]-[環境設定]-[SystemWalker_CentricMGRセットアップ]から[SystemWalker/CentricMGR環境作成]を選択し、フレームワークのデータベースを作成します。

    注意

    環境作成を行う際に以下の注意事項

    • ドメイン名を同じにすること。

  3. インベントリ管理のデータベースを作成する場合。

    • V5.0L20以前の場合

      以下のコマンドを実行し、“データベース初期化”を選択します。

      Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥mpcompsv¥cmpsetev.exe

    • V5.0L30の場合

      以下のコマンドを実行し、“データベース作成”を選択します。

      Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥mpcompsv¥cmpsetev.exe

  4. リカバリフローのデータベースを作成する場合(V5.0L30)

    以下のコマンドを実行します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥bin¥MpRFOSsetup

  5. ヘルプデスクのデータベースを作成する場合

    V5.0L10、または、V5.0L20の手順

    詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR 導入手引書”の“SystemWalker標準データベースの設定”を参照してください。

    • V5.0L30の手順

      以下のコマンドを実行し、“運用管理サーバ上にヘルプデスクDBを作成”を選択します。

      Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥bin¥MpHDOSsetup

  6. 以下のコマンドを実行して、退避しておいたデータを復元(移入)します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥mpcmtool¥backup¥bin¥mprsc 退避先ディレクトリ名

    退避先ディレクトリ名は、フルパスで指定してください。

    運用環境の復元については、それぞれ以下のマニュアルを参照してください。

10. SystemWalker/CentricMGRの起動

[作業:運用管理サーバ]

以下のコマンドを実行します。

Scentricmgr

コマンドの詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

11. 運用管理クライアントの接続先の変更

[作業:運用管理クライアント]

スタートメニューから[プログラム]-[SystemWalker_CentricMGR]-[環境設定]-[運用管理クライアントセットアップ]の画面を起動し、接続する運用管理サーバを変更します。

詳細については、“SystemWalker/CentricMGR 導入手引書”の“運用管理クライアントのセットアップ”を参照してください。

12. ノード情報の変更

[作業:運用管理クライアントまたは運用管理サーバ]

  1. サブネットを変更する場合は、事前にサブネットフォルダを新しく作成します。(運用管理サーバの変更を行った時点で新しく作成したサブネットフォルダに自動的に移動します。)

    [サブネットフォルダの作成方法]

    1. SystemWalkerコンソール 業務監視またはシステム監視で[機能選択]コンボボックスから[編集]を選択します。

    2. [業務監視-編集]ウィンドウで[ツリー選択]コンボボックスから[ノード一覧]を選択します。

    3. ノード一覧ツリーの中から、サブネットフォルダを追加する対象の部門フォルダを選択し、[オブジェクト]メニューから[フォルダ作成]を選択します。

      詳細については、それぞれ以下のマニュアルを参照してください。

    • V5.0L10/V5.0L20:

      “Systemwalker CentricMGR 導入手引書”の“ネットワーク上のノードを管理するための動作環境を定義する”

    • V5.0L30:

      “Systemwalker CentricMGR 運用手引書”の“ネットワークを監視するための運用環境を定義する”

  2. SystemWalkerコンソール 業務監視またはシステム監視で[機能選択]コンボボックスから[編集]を選択し、運用管理サーバのノードのプロパティ画面を表示します。

  3. ホスト名の変更は、[ネットワーク]タブを開いてホスト名を変更します。

    次に[インタフェース]タブを開いて、変更対象のインタフェースを選択し、ホスト名を変更します。

  4. IPアドレスの変更は、[ノードプロパティ]の[インタフェース]タブを開き、変更対象のインタフェースを選択し、IPアドレスを変更します。

13. 構成情報の一括配付

[作業:運用管理サーバ]

以下のコマンドを実行します。

Systemwalkerインストールディレクトリ¥mpwalker.dm¥mpfwbs¥bin¥mpdrpspm.exe -a

コマンドの詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

注意

運用管理サーバ配下に部門管理サーバがある場合、部門管理サーバでSystemWalker/CentricMGR起動中であること。

14. ネットワーク管理ポリシーの一括配付

[作業:運用管理サーバ]

以下のコマンドを実行します。

Systemwalkerインストールディレクトリ¥MpWalker.DM¥MpNetmgr¥bin¥mpnmpref.bat

mpnmprefコマンドの実行中に、“MpNmsv.exe、MpNmex.exe、MpNmmib.exe、MpNmnode.exe、MpNmhost.exe、MpNmdisc.exe”プロセスが停止した旨の通知がありますが、対処は不要です。

コマンドの詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

注意

運用管理サーバ配下に部門管理サーバがある場合、部門管理サーバでSystemWalker/CentricMGR起動中であること。

15. 機能ごとの変更

機能ごとの変更を行います。変更を行う機能と変更が必要な場所を以下に示します。インストール種別または使用している機能により、設定を行ってください。

機能名

運用管理サーバ

部門管理サーバ

業務サーバ

運用管理クライアント

クライアント

SystemWalkerコンソール

○*1

○*1

イベント監視

○*2

○*2

○*2

○*2

性能監視

リカバリフロー(V5.0L30)

スクリプト(V5.0L30)

メータリング(V5.0L30)

自動運用支援

資源配付

アプリケーション配付

インベントリ管理

簡易資源配付

導入支援

リモート操作

アプリケーション管理

ヘルプデスク

○*3

○*3

○*3

○*3

○*3

*1:IPアドレス、ホスト名の変更時、mpaplregコマンドでメニューを登録しているノードを削除後、再登録する場合、mpaplregコマンドで該当のメニューを再登録(削除後登録)する必要があります。

*2:メッセージ送信先システムを設定している場合、メッセージ送信先システムを変更します。

*3: 運用管理サーバにヘルプデスクデータベースを作成している場合、ヘルプデスククライアントをインストールしている各サーバ、クライアントでODBCデータソースの変更が必要です。

16. システムの再起動

運用管理サーバのシステムを再起動します。

17. 作業完了の確認

[作業:運用管理クライアント]

  1. SystemWalkerコンソール 業務監視またはシステム監視を起動します。

  2. 変更したノードの情報を[ノードプロパティ]画面の[インタフェース]タブを開いて確認してください。