Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent Ｑ＆Ａ集

7.17 Q:機器の特別な情報（MIB情報）の監視方法を教えてください

対象バージョンレベル

• Systemwalker Centric Manager

  • Windows版:V5.0L10以降

  • Solaris版:5.0以降

  • Linux版:V11.0L10以降

A

SNMPエージェントが動作している監視対象ノードでは、MIB監視することでインタフェースの状態や機器固有の情報を監視することができます。

一般的なMIB情報については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。機器固有のMIB情報は、監視対象機器側で提供している拡張MIB情報を確認してください。

監視方法

1. MIB拡張を実施する（機器固有のMIB情報を監視する場合）。

   1. 機器側で提供している拡張MIBファイルを入手します。

   2. MIB拡張操作にて、拡張MIBファイルをSystemwalker Centric Managerに取り込みます。

      MIB拡張操作の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”、または“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用)”の“ベンダ固有のMIBを追加する”やオンラインヘルプを参照してください。

      MIB拡張操作でのエラーが発生した場合は、“Systemwalker Centric Manager トラブルシューティングガイド 監視編”の“MIB拡張に関するトラブルシューティング”を参照して、エラーを取り除いてください。

   3. ポリシー配付を実施して、MIB拡張結果を監視サーバに配付します。

2. MIB情報を確認する。

   MIB情報を採取するためには、取得したいMIB名の他に、インスタンスを指定する必要があります。

   この2つが正しくなければMIB情報を取得することができません。次のようにして、インスタンスを確認してください。

   1. 監視したい機器のノードアイコンを右クリックして、操作メニューからMIB取得を起動します。

   2. コミュニティ名が正しいことを確認後、取得方法にDUMPを指定します。

   3. 取得したいMIB名を指定し、インスタンスには何も記入せず、リストへ[追加]ボタンをクリックし、[取得]ボタンをクリックします。

   4. [MIB情報表示]ウィンドウが起動したら、インスタンスを確認することが可能です。

      例：ifOperStatusを採取したときの例

      ifOperStatus      →  ifOperStatus.1：1
      ifOperStatus      →  ifOperStatus.2：1
      ifOperStatus      →  ifOperStatus.3：2

      MIB名．インスタンス：MIB値で表示されます。

      MIB取得操作でのエラーが発生した場合は、“Systemwalker Centric Manager トラブルシューティングガイド 監視編”の“MIB情報に関するトラブルシューティング”を参照して、エラーを取り除いてください。

      MIB取得操作はポーリング指定を行っても、エラーが発生すると継続して取得することができません。一時的な情報の確認に利用してください。

3. MIB監視ポリシーを作成する。

   1. 監視対象機器に対して、MIB監視ポリシーを作成します。MIB監視では、単純にMIB情報を取得し、ロギングするだけでなく、MIB値に対するしきい値を設定し、しきい値を超えた場合にイベントを通知することも可能です。

      MIB監視の詳細については、オンラインマニュアルやオンラインヘルプを参照してください。

   2. MIB監視ログのレコード数を変更する。

      サブドメインフォルダごとに、MIB監視ログで保存するレコード数を変更することが可能です。デフォルトの500レコード（500回分の監視結果）を変更する場合は、Systemwalkerコンソールで、サブドメインフォルダをクリックし、部門共通設定にて、MIB監視ログのレコード数を変更してください。

   3. ポリシー配付を実施して、MIB監視を開始します。

4. MIB監視ログを表示する。

   MIB監視ログの内容を参照したり、CSVファイルとして出力することが可能です。

   1. MIB監視ログを取得する。

      MIB監視ログは、デフォルトではサブドメインフォルダに指定されている運用管理サーバ、および部門管理サーバの以下のフォルダに格納されています。

      [UNIX版]

      /var/opt/FJSVsnm/miblog

      [Windows版]

      Systemwalkerインストールディレクトリ¥Mpwalker.dm¥mpnetmgr¥miblog

      MIB監視ログを参照するマシンに複写してください。

   2. Systemwalkerコンソールのメニューから、MIB監視ログの表示を起動して、1.で複写したファイルを指定してください。

      MIB監視ログ表示でのエラーが発生した場合は、“Systemwalker Centric Manager トラブルシューティングガイド 監視編”の“MIBログ変換に関するトラブルシューティング”を参照して、エラーを取り除いてください。